所属元で最後の出場は“1100日以上”も前なんて選手も 忘れられしレンタル組

チェルシーでは出番のないドリンクウォーター photo/Getty Images

忘れられている選手も

プレシーズンではレンタル先から戻ってくる選手たちにも注目が集まるが、その中にはサポーターからも忘れられてしまっているのではないかと思える選手たちがいる。

例えばチェルシーと来夏まで契約を結んでいるMFダニー・ドリンクウォーターだ。

最近は何かとピッチ外でのことが話題になる機会が多かったが、ドリンクウォーターはバーンリー、アストン・ヴィラ、さらに今年の1月にはトルコのカスムパシャにレンタル移籍していた。今はチェルシーでのトレーニングに戻っているようだが、チェルシーの選手として最後に出場したのは2018年夏のマンチェスター・シティとのコミュニティ・シールドまで遡る。もう1000日以上も前の話なのだ。
レスター・シティの主力としてリーグ制覇に貢献した際には評価が急上昇したが、チェルシー移籍以降は明らかにトーンダウンしてしまった。当時の決断は間違っていたと言われても仕方がないか。

ドリンクウォーターと同じく1000日以上所属元で試合に出ていない選手といえば、リヴァプールGKロリス・カリウスだ。

カリウスも存在感薄く photo/Getty Images

プレシーズンにアピールしたいが……

カリウスが最後にリヴァプールの選手として戦ったのは、2017-18シーズンのチャンピオンズリーグ決勝レアル・マドリード戦だ。カリウスの評価が大きく変わることになったゲームでもあり、そこからはトルコの名門ベシクタシュにレンタル移籍。2シーズンプレイした。そして昨夏にはドイツのウニオン・ベルリンにレンタル移籍しており、もうリヴァプールの選手として試合に出場したのは1100日以上も前のことになる。

リヴァプールではすっかりブラジル代表のアリソン・ベッカーが守護神に定着してしまい、プレシーズンにカリウスがカムバックすることを忘れてしまっていたファンもいるかもしれない。

マンチェスター・ユナイテッドでは、MFアンドレアス・ペレイラも戻ってきている。グラナダ、バレンシアとレンタル移籍を続けてきたペレイラは、昨夏にセリエAのラツィオにレンタル移籍。リーグ戦26試合に出場するなど一定の結果は残したが、マンUの中盤はポール・ポグバなど実力者揃いだ。今のマンUに割って入るのは厳しいか。こちらもサポーターの中には忘れていた人もいるだろう。

ビッグクラブの場合はレンタル移籍に出ている選手も多く、そのすべてを把握しているサポーターは多くない。彼らとしてはプレシーズンに爪痕を残し、何とか新シーズンへ繋げていきたいところだが、来季はどうなるか。

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