“10代”は今季もブンデスで暴れる 多すぎるブレイク候補生に注目

ドルトムントのムココは要注目 photo/Getty Images

ティーンエイジャーの活躍が当たり前の時代に

今では10代の選手がトップクラブで活躍することも珍しくなくなり、特にドイツ・ブンデスリーガからは続々と優秀な10代が出てきている。

バイエルンならドイツ代表MFジャマール・ムシアラ(18)、ドルトムントではイングランド代表MFジュード・ベリンガム(18)、アメリカ代表MFジョバンニ・レイナ(18)、ドイツ人FWユスファ・ムココ(16)、レヴァークーゼンMFフロリアン・ウィルツ(18)といったあたりが有名で、ムココを除く4選手は新シーズンもチームの主力であり続けるだろう。

さらにブンデスリーガの凄いところは、注目すべき10代が他にもいることだ。
例えばドルトムントでは、ウイングのアンスガー・クナウフ(19)が順調に伸びている。昨季レギオナル・リーガのカテゴリーでは9得点を挙げており、ジェイドン・サンチョの後釜候補にもなり得るかもしれない。若手起用に積極的なドルトムントのことを考えると、クナウフにもそう遠くないうちにチャンスがくるか。

同じく若手起用にこだわるライプツィヒでは、19歳の攻撃的MFラザール・サマルジッチだ。昨季もリーグ戦で7試合出番を得ており、新シーズンはさらに増えることが期待される。ドイツの世代別代表にも選ばれており、今後のステップアップが楽しみな選手だ。

ヴォルフスブルクではレヴァンドフスキ2世候補のビャウェク photo/Getty Images

中堅クラブにも注目の逸材が

遠藤航が所属するシュツットガルトでは、昨季もリーグ戦で5試合出番を得たウイングのモモ・シセ(18)、6試合に出場した守備的MFナウイロ・アハマダ(19)が注目されている。シュツットガルトといえば敏腕スカウトとして有名なスヴェン・ミスリンタート氏がディレクターを務めており、遠藤を含めヒット補強が続いている。若手の実力もきっちり見抜いているはずで、この2人が新シーズンにどこまで出番を増やすか興味深い。

ロベルト・レヴァンドフスキの後継者が欲しいポーランドサッカー界では、ヴォルフスブルクに所属する19歳のFWバルトシュ・ビャウェクに期待だ。昨季もブンデスリーガにて2得点を挙げているビャウェクは191cmとサイズがあり、新シーズンはさらなる活躍が期待される。

サイズのあるセンターフォワードは現代のトレンドの1つでもあり、ポーランドサッカー界としてはそろそろレヴァンドフスキの後継者が欲しいはず。ビャウェクはポーランドの世代別代表には選ばれているため、ブンデスリーガでの活躍からA代表入りへ繋げたいところだ。

ブンデスリーガでは当たり前の存在となりつつある10代プレイヤーたちは新シーズンも躍動してくれるのか。若手育成で一歩先を行くブンデスリーガは新シーズンも新たなヤングスターを生み出してくれそうだ。

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