新しいパレスは若手が中心に? ヴィエラ新監督が求めるマンCの逸材たち

クラウディオ・ゴメスはクリスタル・パレスで出場機会を掴めるか photo/Getty images

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どうなるのか気になるチームではある

前監督であるロイ・ホジソンが退任し、新監督にアーセナルのOBであるパトリック・ヴィエラを招聘したクリスタル・パレス。2013年から監督業を開始したヴィエラだが、そこまで良い成績は残せておらず、直近のニースでは成績不振から解任されており、パレス就任時は不安の声も聞こえていた。また、昨季の主力であるウィルフレッド・ザハは移籍を名言しており、エベレチ・エゼは負傷の影響から来年まで起用することができない。このことからパレスは来季の降格候補と言えるが、新指揮官であるヴィエラはチームに若い才能を引き入れ、新しいパレスを作るようだ。

英『Manchester Evening News』によればヴィエラはマンチェスター・シティのユースチームに在籍しているMFクラウディオ・ゴメスとFWモーガン・ロジャーズをレンタルでチーム加えたいと考えているようだ。これに関してはヴィエラがマンCのクラブOBであることやアカデミーで監督をしていたことがこの繋がりを作った要因であるといえる。

マンCとしては若手にプレミアでの経験を積ませられる良い機会ではあるが、パレスとしては大丈夫なのだろうか。前述したゴメスは世代別のフランス代表に選ばれている逸材で期待されている選手である。ロジャーズも同様に期待はされているが、トップチームでのプレイ経験はなく、戦力となるか不安だ。
また、データサイト『Transfermarkt』によれば昨季で契約が満了した選手は17名となっており、その中にはアンドロス・タウンゼントやガリー・ケイヒルの名が含まれている。新チームとなる際に人員整理となったことが予想されるが、ここまでの放出が不安要素の一つとなるだろう。

パレスがゴメス、ロジャーズを将来への礎と考えているのならよいが、中心選手を若い選手にしたいだけで彼らを獲得するのなら来季のパレスは苦しいシーズンとなりそうだ。

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