EUROを制した者は“世界最強” もう欧州勢に勝てるのはブラジルくらいか

EURO優勝候補のフランス代表 photo/Getty Images

EUROのレベルが高すぎる

これがEUROという特別なコンペティションなのだろうか。EURO2020もグループステージの全日程を消化したが、とにかく毎試合レベルが高い。

大差がつく一方的な展開は稀で、ハンガリー代表や北マケドニア代表など格下と考えられていたチームにも上位陣を苦しめる力がある。出場枠の問題でワールドカップには出場できなくとも、世界で戦うだけのチームを備えている国が多いのだ。

仏『L‘Equipe』などによると、ベルギー代表DFトマ・ムニエはEUROについて次のように語る。

「チームのレベルを見ても、EUROを制することはワールドカップを制する以上に価値があると思う。前回のワールドカップ以上にレベルが高く、欧州の王者は世界の王者だ。ベストなチーム、最高級の選手たち、ブラジルを除けば、その全てが欧州にある」

ブラジル代表もコパ・アメリカで奮闘しているが…… photo/Getty Images

W杯で苦戦続く南米勢

これも間違いではないだろう。現在南米の方ではコパ・アメリカが開催されているが、EUROに参戦している強豪国と互角に渡り合えるのはブラジルかアルゼンチンくらいしか見当たらない。

アルゼンチンはリオネル・メッシの存在が大きいが、メッシ時代も終わりが近づいている。そうなった時、アルゼンチンに欧州の強豪を打ち負かす力が残っているかは疑わしい。さらに欧州勢との差が開くかもしれない。

ワールドカップも2006年のドイツ大会からはイタリア、スペイン、ドイツ、フランスと4大会続けて欧州勢が制している。南米勢はやや劣勢に立たされており、ブラジルでも欧州勢には手を焼いているのが現状だ。

EUROを制したチームが世界王者との評価も正しいかもしれないが、ワールドカップの舞台でそうした評価を覆すチームは出てくるのか。いつの日か日本代表にも欧州勢の牙城を崩してほしいところだが、EURO2020のレベルを見ている限りはもう少し先の話となりそうだ。

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