グリーリッシュを獲得したいが“シウバロス“も避けたい マンCが直面している移籍問題

グリーリッシュは来季どこのクラブでプレイするのか photo/Getty Images

今夏での移籍はどうなることやら

今夏のトップターゲットであるハリー・ケインとの交渉が難航気味のマンチェスター・シティ。既に金銭プラス選手でのトレードを要求したが、トッテナムの会長であるダニエル・レヴィに断られたようだ。セルヒオ・アグエロが抜けた今、ストライカーの枠が一つ空いており、ケインを諦めず交渉を続けるのか、それとも別のターゲットに切り替えるのか今後の動向に期待したい。

そんなプレミア王者だが、今夏のターゲットはケインだけではなさそうだ。英『Manchester Evening News』によればアストン・ヴィラのジャック・グリーリッシュ獲得も目指しているらしく、イングランドを代表するストライカーとチャンスメイカーの両取りを画策しているようだ。また、グリーリッシュ側も移籍に前向きとのことで今夏での退団をクラブと交渉中となっている。移籍金は約1億ユーロ、日本円にして約130億円になる様子。

しかし、この獲得は問題がある。ケインであればアグエロの後釜に収まることができ、人数の問題もクリアできている。だが、グリーリッシュまで加わるとなればスカッドに人数があふれてしまい、出場機会を考えれば別の選手を放出に踏み切る可能性がある。

そこで名前が挙がっている選手はラヒーム・スターリング、ベルナルド・シウバだ。この2選手は既に今夏での退団の噂が流れていた選手であり、グリーリッシュとポジションが同じなのだ。

スターリングの場合、主戦場とする左ウイングはフィル・フォーデンがファーストチョイスとなっており、グリーリッシュが来れば3番手となってしまう。そこでポジション争いをするのもいいが、出場機会を欲しているスターリングであればチームから去る可能性も十分に考えられる。

次にシウバだが、彼に関しては自分から今夏での退団を希望している選手だ。EURO2020が開催中ということもあり、少し情報が途絶えてきているが、彼の移籍金をグリーリッシュに充てるつもりであれば、この大型補強にも納得がいく。だが、彼以上にハードワークできるチャンスメイカーはどこを探してもおらず、放出となればグリーリッシュが加入したとしても、“シウバロス“にさいなまれるだろう。

マンCはEURO2020終了後に正式なオファーを出すようだ。続報に期待したい。

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