中国代表はなぜ強くならない? 今季オランダ2部へ向かった若き中国人MFが語る創造性の問題「ミスを嫌う傾向にある」

中国は2026W杯出場権をつかめず photo/Getty Images

続きを見る

サッカーには向いていない?

2026ワールドカップへ向けたアジア予選も通過できず、なかなか成果が出ない中国サッカー界。クラブシーンでは中国スーパーリーグがアジアの主役になっていた時期もあったが、今や崩壊状態だ。中国代表がワールドカップ出場権を掴むのはもう少し先のことになるだろうか。

中国代表が結果を出せていない理由について語ったのは、今季オランダ2部のFCデン・ボスでプレイする20歳の中国人MF王博豪だ。

王は広州足球のアカデミーを経て、陝西連合などでプレイ。今夏にFC・デン・ボスへと移籍し、すでにデビューも果たした。中国人選手としては貴重な海外組であり、今後どうステップアップするのか楽しみな選手だ。
オランダ『Voetbal Primeur』によると、王は中国人の性格がサッカーに向いていないところがあると語る。

「多くは性格が原因ではないかと思う。中国の人はどちらかといえば内気で、オープンなタイプではない。また、ミスを嫌う傾向にある。サッカーでは創造的なプレイを選ぶよりも、シンプルなパスを選択することが多い。こういった考え方が中国には根付いている。卓球、水泳など個人競技で優秀な成績を収める一方で、団体競技ではなかなか上位に進めない原因がここにあるんだ」

国内クラブに海外からスター選手を呼び寄せ、それを中国代表の強化へ繋げる目論見は失敗した。海外組が増えれば、王の言う創造性を養うことが出来るかもしれない。

記事一覧(新着順)

電子マガジン「ザ・ワールド」No.308 超ベテランの最終章

雑誌の詳細を見る

注目キーワード

CATEGORY:各国代表

注目タグ一覧

人気記事ランキング

LIFESTYLE

INFORMATION

記事アーカイブ