上がらないアザールのコンディション はたして決勝トーナメントに間に合うのか

ベルギーの優勝には彼の復活が必須だ photo/Getty Images

アザールの復活に期待したい

プレミアリーグのチェルシーで一時代を築いたエデン・アザール。リーグ優勝を果たした2016-17シーズンは、ジエゴ・コスタと共にチームを攻撃面で牽引していた。その後もチェルシーの顔としてチームに残り、2019年にスペインのレアル・マドリードへ移籍。しかし、度重なる負傷の影響から出場数を伸ばせず、昨季はリーグ戦14試合の出場にとどまった。

クラブでのキャリアは少し下火になってきたアザールだが、ベルギー代表では10番を背負っており、チームの大黒柱である。特にケビン・デ・ブライネ、ロメル・ルカク、アザールはベルギーの顔とも言われており、ベルギーを国際大会で強豪国にのし上げたのは彼らの活躍があったからこそである。

EURO2020でもアザールへの期待は大きく、前回大会のベスト8を超える好成績を超える結果が期待されているが、ここまでのアザールの出来であれば、少し厳しいか。

コンディション不良からベンチスタートが多かったここまでの3試合。グループステージ最終戦のフィンランド戦では満を持してのフル出場となった。確かに、以前のアザールのような動き出しやタイミングをずらしたパスなどは見られたが、懐の深いドリブルでの突破は見られなかった。

もちろん、相手は5バックを敷いた超守備的な戦術をとっていたということも関係するが、以前のアザールであれば関係なしに、好機を創出していた。また、アザールが得意とするカウンターでのドリブルからもキレは感じられず、怖さのない選手となっている。グループステージ突破が既に決まっているモチベーションの上がらない試合ではあるが、これは少し寂しい。存在感でいえば、若いジェレミー・ドクやレアンドロ・トロサールらのほうが目立っており、代表でも世代交代の波を感じる試合となった。

決勝トーナメントの相手はまだ決まっていないが、必ずデ・ブライネやルカクだけでは厳しい試合がある。そこでアザールは以前のような活躍を見せられるか、期待したい。

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