“9試合10ゴール”と相性抜群? C・ロナウドがお得意様とする世界最高峰のGKとは

ノイアーから得点を決めるC・ロナウド photo/Getty Images

ドイツ代表との対戦で初ゴールを記録

クリスティアーノ・ロナウドがUEFA EURO2020のドイツ代表戦で大会通算トップとなる12ゴール目を挙げた。大会新記録を更新し続けるスーパースターは、ドイツの守護神で世界的GKでもあるマヌエル・ノイアーに対して多く得点を積み重ねており、お得意様となっている。

C・ロナウドはクラブと代表を含めてノイアーと9度対戦。そのうち10ゴールを記録し、ノイアー相手に何度もゴールネットを揺らしてきた。ドイツ戦では、15分にディオゴ・ジョタの折り返しに詰めて先制ゴールをゲット。C・ロナウドは今大会対ドイツでの初ゴールとなったが、GKはやはりノイアーだった。

初めてノイアーからゴールを決めたのは、レアル・マドリードに所属していた2011-12シーズンのUEFAチャンピオンズリーグ準決勝セカンドレグだった。ファーストレグで敗れたレアルは、C・ロナウドが開始14分で2ゴールを奪う活躍。2試合合計スコアを4-4とするも、PK戦の末に敗退した。ちなみにPK戦ではC・ロナウドのキックをノイアーが止めている。
圧巻だったのは2016-17シーズン。UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝で対戦したレアルとバイエルンだったが、C・ロナウドが2試合で5ゴールを決める活躍を見せ、準決勝へと進出する。その2試合でノイアーは再三ビッグセーブでピンチを救うものの、C・ロナウドを止めることはできず。セカンドレグではハットトリックを許している。

ドイツ戦でのゴールで、対ノイアーの通算成績9試合10ゴールを記録。世界最高峰の守護神でもC・ロナウドからしてみれば、お得意様であったのだ。他のFWではやりにくさを感じるであろうノイアーでも、バロンドールを5度受賞したポルトガル代表FWは、むしろやりやすい相手。数々のGKから得点を決めてきたC・ロナウドには、他にもお得意様と呼べるGKはいるはずだ。しかしノイアーほどのレベルの選手でも彼は、何度も得点を決めてしまう能力の高さを持っている。

とはいえ代表戦では初ゴールとなったC・ロナウド。今後もEUROやワールドカップで、さらにノイアーからゴールを決め続けるかもしれない。トップレベル同士の対戦が今後も非常に楽しみだ。

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