引き分けはリーグ最多の“9” ここ数試合で浮き彫りとなった湘南の明確な課題は

勝ちきれずにドローが続く(写真はイメージ) photo/Getty Images

リーグ戦3試合連続のドロー

湘南ベルマーレは明治安田生命J1リーグの第19節でガンバ大阪と対戦。湘南は試合を優勢に進めるものの、ゴールを決めることができず、0-0で勝ち点1を分け合った。

前半から積極的にゴールを狙う湘南。ウェリントンや町野修斗が得点機を迎えるも、ゴールネットを揺らすことはできない。この試合一番の決定機だった27分の山田直輝のシュートはゴールポストに当たってしまう。

湘南はこの試合で13本ものシュートを記録するものの、枠内へと行ったボールはわずか3本。東口順昭の好セーブで窮地を脱したシーンはあまり見られなかった。5月30日に行われた第17節の徳島ヴォルティス戦でも決定機を決めきれず、1-1で引き分けに終わる。勝ち点2を落とす試合が続いてしまった。
現在勝ち点18の14位に甘んじている湘南。勝ちきれない結果は数字にも表れており、引き分けの数は最多のリーグ最多の「9」。試合差はあるものの、18失点は首位の川崎フロンターレの15失点と3差しかない。しかしゴール数は、「15」と決定力に課題を残している。

中断前の2試合で湘南の課題ははっきりした。ゴールを決めるまでの形はつくれているものの、最終盤での精度に欠けてしまっている。決定力を高めることができれば、勝ち点3を取りこぼすことなく上位進出ができるだろう。ここ数試合で見せた強固な守備に加えて決め切る力を養うことができるか。中断期間での大きなテーマとなるだろう。

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