2季連続のステップアップへ ケインの後釜はスリーライオンズの新人FW?

アストン・ヴィラで活躍したワトキンス photo/Getty Images

プレミアで14ゴールを挙げたワトキンス

最終節にレスター・シティに競り勝ち7位フィニッシュとなったトッテナム・ホットスパー。先制を許すも追いつき、ガレス・ベイルのゴールで突き放し4-2で勝利を収めた。最後の試合で逆転勝利を収めたスパーズだが、CL、ELを逃し来季から新設されるカンファレンスリーグへの出場を決めることとなった。

しかし、エースであるハリー・ケインはCLでの戦いを望んでおり、来夏での退団が有力視されている。プレミアで23ゴール14アシストの結果を残した選手の退団は大きく、彼の今後がクラブの未来を左右すると言っても過言ではないだろう。

英『Talk SPORT』によればかつてチェルシーで活躍したトニー・カスカリーノ氏はケインが放出された場合、アストン・ヴィラのオリー・ワトキンスが後釜になるとコメントを残している。

25歳にしてプレミア初挑戦となったワトキンスは今季ここまで14ゴールを挙げており、チーム得点王の成績を挙げている。また、イングランド代表にも選出されており、サンマリノ戦では初ゴールを記録している。

確かにケインの後釜に据えるのであれば、14ゴールを挙げたワトキンスは的確な補強であると言える。身長180cmとサイズはないが、キープ力が高く何よりボックス内で強さを発揮するストライカーだ。また、サイドに流れることが多くそこからのクロスやパスでチャンスメイクできる選手であり、選択肢が豊富な点もケインの後釜になりうるだろう。移籍金に関しても、ケインの放出で莫大なお金がスパーズに入ると考えられるため、払えないことはないだろう。

それでも、実力不足が否めないのは仕方ないだろう。ストライカーでゴールもアシストもできる完璧な選手はおらず、ケイン放出後違和感なく穴を埋められる選手はバイエルン・ミュンヘンのロベルト・レヴァンドフスキくらいのものだ。

ケインの後釜候補にまで挙げられるほどの成長を見せたワトキンス。来夏争奪戦になる可能性は高く、今後の動向に注目だ。

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