シーズン終盤でのブレイクか レアルを苦しめたイエローサブマリンの新星

先制点を挙げたピノ photo/Getty Images

先制ゴールを決めたピノ

22日に行われたリーガエスパニョーラ最終節ビジャレアル対レアル・マドリードの一戦は1-2でレアルに軍配が上がった。リーグ制覇のためには白星が必須となったこの試合だが、最後の最後まで分からない白熱したゲームとなっていた。そんなレアルに先制点を決め、自身をアピールしたのがジェレミ・ピノだ。

ビジャレアルユース出身のピノは今季からトップチームデビューを果たしている。以前までは先発は少なく途中出場が多かったピノだが、右サイドハーフを務めるサムエル・チュクウェゼの負傷もあり、先発での出番が多くなっている。

レアル戦でも右サイドハーフでのスタメンとなり、攻守に渡って奮闘していた。自身の強みであるドリブルで何人も抜き去るようなシーンは見られなかったが、パスでの連携や動き出しで相手をかわしており、右サイドで強さを見せていた。また、守備でも最終ラインまで戻っての積極的なプレスバックを行っており、逆転はされたが守りでも貢献していた。そして前半20分先制点の場面ではジェラール・モレノの浮き球のパスをうまくコントロールし、アルバロ・オドリオソラをかわしてゴールネットを揺らしている。この大一番でのゴールはチームにとって非常に大きく、ピノにとって自信が付いた得点だろう。

このように直近では出番を貰い結果を出しているピノ。同ポジションのチュクウェゼもまだ復帰しておらず、月末に予定されているヨーロッパリーグファイナルでもピッチに立つ可能性が高いだろう。マッチアップする相手はマンチェスター・ユナイテッドの左サイドバック、ルーク・ショーというプレミアトップレベルとの対戦となるが、ゴールを挙げた勢いそのままに活躍を期待したい。

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