チーム好調の裏で悩めるポルトガルの至宝 短い時間で存在感を残せるか

アトレティコで存在感を示したいフェリックス photo/Getty Images

今季ここまで7ゴールのフェリックス

今季、リーガ・エスパニョーラで首位を走るアトレティコ・マドリード。バルセロナとの対戦はドローに終わるも、35試合で勝ち点77を積み上げて悲願のリーガ制覇へあと一歩と迫っている。

そんな好調なアトレティコの中で、あまり本調子とはいえないのが、ポルトガル代表FWのジョアン・フェリックスだ。クリスティアーノ・ロナウド2世とも呼ばれ、欧州大会でセンセーショナルな活躍をしたポルトガルの至宝が窮地に立たされている。

今季は28試合に出場し、7ゴール4アシストを記録。チーム3位の得点数ではあるものの、元々の期待値からすると元足りない成績ではあるだろう。さらに先発では14試合にとどまっており、出場機会も限られてしまっているのが現状だ。
バルセロナ戦でも途中出場を果たすもシュート数は「0」。得点を期待して投入されているだけに厳しい数字だ。最後のゴールも3月1日のビジャレアル戦まで遡り、そこから得点を奪えていない。短い時間で結果を残すことは容易ではないが、高い技術と得点能力を持ち合わせたフェリックスなら期待してしまう。

現在21歳の同選手は、ベンフィカでUEFAヨーロッパリーグ史上最年少でハットトリックを達成。2019-20シーズンにアトレティコへ移籍した。2019年12月には21歳未満の欧州最高の選手に贈られるゴールデンボーイ賞にも輝いており、将来への期待値は相当高い。チームが好調なシーズンの中で、悩めるフェリックスではあるが、短い出場時間で確実に結果を残して活躍してもらいたい。

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