ドイツでまさかの“無得点” 南野、ハーランドに続いた韓国代表FWの今

ライプツィヒで苦戦するファン・ヒチャン photo/Getty Images

欧州5大リーグでの活躍が期待されたが……

2019年冬にオーストリアの名門ザルツブルクからドルトムントへ移籍してスーパースターとなったFWアーリング・ハーランド、同じくザルツブルクからリヴァプールへ移籍した日本代表FW南野拓実は世界的に大きな注目を集めたが、その半年後にステップアップを果たした3人目のアタッカーは現在どうしているのか。

ハーランド、南野に半年ほど遅れる形で2020年夏にドイツのライプツィヒへ移籍した韓国代表FWファン・ヒチャンだ。

残念ながら大成功したのはハーランドのみで、南野もリヴァプールでは出番を掴めなかった。サウサンプトンにレンタル移籍することになり、やはり強豪クラブでポジションを確保するのは簡単ではない。
その苦労をファン・ヒチャンも味わっている。ザルツブルクからライプツィヒへ向かうのは王道のコースだが、ここまでリーグ戦15試合に出場して0得点0アシスト。欧州5大リーグでの華麗な活躍を期待していた韓国のファンも多かったはずだが、ここまでは大苦戦だ。

独『Sport1』によれば、ファン・ヒチャンには早くもイングランドのエヴァートンやウェストハムが興味を示しているという。ライプツィヒの方はアヤックスから19歳のFWブライアン・ブロビーの獲得をまとめており、さらにはザルツブルクで得点を量産するFWパトソン・ダカにも関心を抱いている。彼らが合流すればファン・ヒチャンの立場はますます厳しいものとなるだろう。

育成のスペシャリストとも言えるザルツブルクで成長した南野とファン・ヒチャンにはアジアサッカー界の期待もかかっていたが、新天地では揃って苦戦することになった。ファン・ヒチャンがプレミアに向かえば南野と顔を合わせることになる可能性があるが、イングランドの中堅クラブから再びのブレイクを果たせるだろうか。

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