7番の呪いを吹き飛ばす本物の才能 他のライバルを寄せ付けないカバーニの凄さ

大活躍でチームを勝利に導いたカバーニ photo/Getty Images

2ゴール2アシストの大活躍でチームを勝利に導いた

2020年にマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が決まったエディソン・カバーニ。ナポリやパリ・サンジェルマンといった強豪クラブで結果を残したストライカーだが、背番号が「7」と発表されたときはこの呪われた番号を付けるのかと落胆してしまった人も少なくないだろう。「7」はデイビッド・ベッカムやクリスティアーノ・ロナウドが背負ったマンUのエースナンバーであるが、アレクシス・サンチェスやアンヘル・ディ・マリアといった近年7番を背負った選手たちの失敗は既知の事実であるからだ。

ヨーロッパリーグ準決勝のローマ戦でセンターフォワードとしてピッチに立ったカバーニ。6得点大勝となったこの試合だが、彼のパフォーマンスは圧巻であった。

まずは前半9分にいきなり先制点をアシストすると、後半48分には自身が前線で起点となり、そのまま同点弾を叩き込んで見せた。

その後も前線からの献身的なプレスや、少しポジションを下げての組み立て参加と、センターフォワードとして収まりきらないほどの大きな貢献でチームを盛り立てた。

攻守においてまさに百点満点の活躍で1stレグの大勝を掴みとったカバーニ。センターフォワードとはメイソン・グリーンウッドやアントニー・マルシャルといった選手がライバルとしてチームに在籍しているが、勝利を考えるならカバーニがファーストチョイスなのはこの試合で明確となったはずだ。

まだ契約延長の話が出てきていないカバーニだが、マンUが今後強くなるためにも、彼の契約延長は必須だろう。

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