得点ランクトップ10に4人も 無敗のジェラード・レンジャーズは個人記録も凄かった

今季無敗のレンジャースを率いるジェラード監督 photo/Getty Images

今季35戦で無敗をキープしている

スティーブン・ジェラード監督の下、圧倒的な強さを見せつけてスコティッシュ・プレミアシップを制したレンジャーズ。今季35試合で29勝を挙げ、現在いまだ無敗をキープしている。また得点は「81」で最多、失点はわずか「12」で最少と破竹の勢いを見せている。そんな彼らはリーグの得点ランキングを見ても、レンジャーズの選手がトップ10のうち4名がランクインと、個人成績でも記録を残している。

チームでもっとも得点を決めているのが、アルフレド・モレロスだ。現在24歳のコロンビア代表経験もあるストライカーは、11ゴールとチームトップの数を決めている。2017年にクラブへ加入した若手の有望株がエースへと成長している。

そのモレロスと並んで11得点を挙げているのが、なんとDFのジェームズ・タヴェルニエだ。SBながらチームトップタイのゴール数を記録。大半はPKからの得点ではあるものの、確実決めることができる能力は高く評価できるだろう。アシストも9つ決めており、超攻撃的な右SBとして、チームをけん引している。
その2人に次いで10ゴールを挙げているのが、ケマル・ルーフェだ。今季レンジャーズへ加入したイングランド人MFは、精度の高いキックでレンジャーズ攻撃陣を支えており、すでに欠かせない存在になっている。9得点のライアン・ケントは、リヴァプールのアカデミー出身選手で、ジェラード監督ともチームメイトだった。現在24歳とリヴァプール時代から知っている指揮官のもとで成長を続ける逸材だ。

ジェラード監督が作り上げた最強軍団は多くの選手が得点が取れるサッカーが体現されており、その形が得点ランキングにも反映されているのだろう。リヴァプールのU-18アカデミーの監督を経て2018年にレンジャーズの監督へ就任。今季、セルティックの9連覇を阻むなど監督として手腕を発揮している。欧州の舞台でもUEFAヨーロッパリーグでベスト16に導くなど活躍。来季は欧州の舞台で敵将としてアンフィールドへの凱旋もあるかもしれない。ジェラード・レンジャーズの今後にも期待したい。

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