来季こそレヴァンドフスキの牙城は崩せるか 覚醒した25歳FWが目指す頂点

今季フランクフルトで得点を量産しているA・シウバ photo/Getty Images

今季ここまで得点ランク2位タイの点取り屋

2020-21シーズンも、ブンデスリーガの得点王争いはバイエルン・ミュンヘンのポーランド代表FWロベルト・レヴァンドフスキ(32)の独壇場となっている。ここまではリーグ戦26試合しか出場していないにもかかわらず、第31節終了時点で31得点という数字はもはや異次元と言っていい。今季のブンデス・トップスコアラーはほぼ確実にこの男となるだろう。

ブンデスで圧倒的な得点力を見せつけているレヴァンドフスキだが、来季こそ彼に対抗できる点取り屋は現れるのか。多くの人が期待しているのは、やはりドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ハーランド(20)だろう。弱冠20歳の若きストライカーは、今季ここまでのリーグ戦でレヴァンドフスキに次ぐ25得点を記録。だいぶ離されてはいるが、その背中にかかるに期待は大きい。ドルトムント残留となれば、2021-22シーズンもレヴァンドフスキの対抗馬筆頭となるだろう。

しかし、現時点で25得点を記録している“もう一人の男”も忘れてはいけない。その男とは、フランクフルトでゴールを量産するポルトガル代表FWアンドレ・シウバ(25)だ。ACミランでこそ成功を掴むことができなかった同選手だが、昨季からプレイしているフランクフルトでその本領を発揮。日本代表MF鎌田大地らと共に強力攻撃陣を結成し、今季はチーム得点数でリーグ3位(62ゴール)につけるフランクフルトの大黒柱として機能している。レヴァンドフスキとハーランドの壁は高いものの、A・シウバも見逃せない存在であるのは確かだ。

来季は彼らの所属するバイエルンとドルトムント、フランクフルトすべてで指揮官の交代が行われる。チームの戦術も変化してくるなかで、ストライカーたちの得点数も変わってくることとなればおもしろい。加えて、現在フランクフルトの新指揮官候補に浮上しているのが、今季ヴォルフスブルクを率いているオリバー・グラスナー監督というのも興味深い。同監督は守備に重きを置く指揮官だが、その特性ゆえに攻撃面では一人にストライカーに依存する傾向が強い。実際、2020-21シーズンのヴォルフスブルクにおけるリーグ戦最多得点者はFWボウト・ベグホルスト(20得点)だが、それに次ぐ2位は6得点のMFリドル・バク。もしグラスナー監督が就任することとなれば、エースストライカーであるA・シウバにより得点のチャンスが増える可能性も低くはないだろう。

今季も“1強”レヴァンドフスキの受賞で決まりそうなブンデス得点王だが、はたして2021-22シーズンに波乱は起こるか。もしかすると、下剋上を成し遂げるのはフランクフルトのポルトガル人FWかもしれない。

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