やはりレヴァンドフスキの存在は大きく 深刻な得点力不足でタイトル獲得に黄色信号

1点が遠く敗退したバイエルン photo/Getty Images

全治4週間の離脱とも

バイエルンはUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝の2ndレグでパリ・サンジェルマンに1-0と勝利。2試合合計3-3とするものの、アウェイゴールの差で敗れた。ロベルト・レヴァンドフスキをけがで欠く攻撃陣は、あと1点が非常に遠かった。

今季、レヴァンドフスキはブンデスリーガで35得点、CLでは5得点とゴールを量産。しかし、3月30日に右膝靱帯損傷のため全治4週間と診断され、パリ戦を欠場した。1stレグは2得点を奪うも3ゴールを決められて敗戦。アウェイゴールを3点取られてしまったバイエルンは2ndレグで2得点以上が必須だった。

しかし、2ndレグは攻撃の迫力に欠けてなかなかゴールが奪えない。先発したエリック・マキシム・チュポ・モティングも先制ゴールこそ決めるも、シュート数はその1つのみ。攻撃陣は合計でも枠内シュート「3」の枠外シュートが「4」と、ケイロル・ナバスのゴールを脅かすことはできなかった。
またバイエルンはレヴァンドフスキ離脱後、ブンデスリーガとCLの4試合で2得点以上決めた試合はパリとの1stレグのみ。ブンデスでもライプツィヒとの天王山に勝利したものの、ウニオン・ベルリンには1-1とドローで終えている。

レヴァンドフスキは、『SofaScore』によるとブンデスでの1試合あたりのゴール数が驚異の「1.4」と、試合に出れば得点を決めるというデータが出ている。また1試合でのシュート数も「3.7」と、1人で多くの得点機を創出。欧州王者のバイエルンであれど彼の欠場は攻撃において大きな痛手となっている。

CL連覇の夢は破れ、残されたタイトルはブンデスリーガのみとなったバイエルン。残り6試合で2位ライプツィヒとの差は6となっているが、レヴァンドフスキ不在のチームが、どこまで得点を重ねることができるだろうか。

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