ブンデスNo.1の“走り屋”チーム 3位につける堅守の中堅クラブが面白い

現ブンデスで1、2を争う安定感見せるヴォルフスブルク photo/Getty Images

CL出場権獲得も見える

20日にはバイエルンをも撃破し、トップ4入りへ足場を固めるフランクフルト。日本人選手が2人所属していることもあって注目されているが、その1つ上の3位に食い込んでいるチームも見逃せない。

堅実な戦いで勝ち点を積み上げているヴォルフスブルクだ。フランクフルトとヴォルフスブルクの共通点は、ここまでリーグ最少の2敗に抑えていることだ。特にヴォルフスブルクはここまでリーグ戦35得点と地味な戦い方だが、失点を19に抑えて黒星の数を減らしている。

その堅守を支えているのは、チーム全体での運動量だ。スプリント数はリーグトップの5561回を記録しており、デュエル勝利数もシュツットガルトに次ぐ2位となる2549回を記録。チーム全員で走り、懸命にファイトしていることが堅守に繋がっている。
そしてボールを持った際には、最前線に構える197cmの巨人FWボウト・ベグホルストにどうボールを届けるのか意思が共有されている。ベグホルストは14得点を挙げていることに加え、自慢の高さを活かして空中戦勝利数のFW部門で2位(67回)の数字を残している。

フランクフルトとヴォルフスブルクは今季のブンデスリーガを盛り上げる特別な中堅クラブとなっており、来季のチャンピオンズリーグ出場権獲得へラストスパートの段階へ入っている。フランクフルトの強みが攻撃にあるとするなら、ヴォルフスブルクは守備に強みがある。派手さはなくとも、とにかく走り続けるヴォルフスブルクの戦いも面白い(数字は『WhoScored.com』とブンデスリーガ公式より)。

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