ザルツブルクの最新作はプレミアへ? 南野&ハーランドに続く逸材FW

ザルツブルクで着実に結果を残してきたダカ photo/Getty Images

ウェストハム行きが濃厚か

オーストリアの強豪クラブから、またも逸材FWが欧州5大リーグの門を叩くこととなるのだろうか。南野拓実(現リヴァプール)やアーリング・ハーランド(現ドルトムント)が強豪クラブに引き抜かれて以降、見事な活躍でその穴を埋めてみせたザルツブルクの新鋭ストライカーに今冬注目が集まっている。

その新鋭ストライカーとは、21歳のザンビア代表FWパトソン・ダカだ。南野やハーランドが在籍していた頃はベンチを温める機会も少なくなかった同選手だが、昨冬の移籍市場で彼らがステップアップを果たすとダカはその後釜として大躍動。かねてよりその得点力は高く評価されていたが、安定した出場機会を得られるようになったことでこの21歳は本格的に覚醒したと言っていい。最終的には同シーズンにリーグ戦31試合の出場で24ゴール8アシストを奪う活躍を見せ、チームのリーグ7連覇に多大な貢献を果たしてみせた。今季に入ってもその勢いは止まらず、ここまで17試合で15ゴール5アシストという成績を残している。

そんなダカには、かねてより欧州5大リーグ行きが噂されている。そしてついに今冬、同選手のステップアップは実現するのか。イングランド・プレミアリーグのクラブがダカの獲得に急接近している。
英『Daily Mirror』によると、そのプレミアクラブとはウェストハム・ユナイテッドだ。同メディアによると、今冬にこれまでチームの前線を支えてきたFWセバスティアン・ハラーをアヤックスに放出したことで、彼らはその代役を任せることができるストライカーを探していたという。そこで白羽の矢が立ったのが、ザルツブルクで赤丸急上昇中だったダカだったというわけだ。

巷では、かつてアーセナルで活躍した元フランス代表FWティエリ・アンリ氏や、リヴァプールのセネガル代表FWサディオ・マネといったタイプの選手に例えられることも多いダカ。身長190cmのサイズを生かしたポストプレイを最大の武器としていたハラーとは少しスタイルが違うかもしれないが、彼の高い身体能力をもってすればその役割をこなすことも可能か。むしろその能力を鑑みるに、ダカはハラー以上にマルチなタスクをこなすことができるかもしれない。

まだ他のビッグクラブがアプローチをかけてくる可能性も否定できないが、現時点ではウェストハムへの移籍が有力視されているダカ。ウェストハムは中堅クラブだが、そこでその実力を証明できればさらなるステップアップも見えてくるだろう。はたしてプレミア上陸となれば、ダカはどこまでその力を誇示してくるか。今からそのプレイが楽しみでならない。

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