「トップレベルのSBになる」
かつてバルセロナで活躍したブラジル代表DFダニエウ・アウベスは、各方面から「世界最高のサイドバック」なんて呼ばれた時期もある選手だった。類稀なる足元の技術を駆使した突破やクロスは絶品で、右サイドからの果敢な攻撃参加はバルセロナの攻撃に厚みをもたらした。間違いなく、彼はバルセロナにおけるレジェンドDFと言える選手だ。
そんなD・アウベスの領域に足を踏み入れるSBは、今後現れるのか。ハードルはかなり高いだろう。しかし、現在イングランドで着実にレベルアップを果たしている22歳の若者は、将来的にそのレベルへ到達することとなるのか。かつての恩師が、レスター・シティに所属するDFジェイムズ・ジャスティンへ大きな期待をかけている。ルートン時代に同選手を指導したネイサン・ジョーンズ氏は、ジャスティンはいずれバルセロナでプレイすることも可能としつつ、英『talkSPORT』へ次のように語る。
「JJ(ジャスティン)はいずれバルセロナのようなクラブでプレイすることも可能だと思うよ。この先、そういった移籍が実現しても私は驚かない。将来的にはイングランド代表にも選ばれるだろうね。順調にいけば、ワールカップやEUROで優勝したダニエウ・アウベスやジョルディ・アルバにも匹敵するトップレベルのSBになることができる。JJのポテンシャルを考えれば当然のことさ。本当に素晴らしい選手なんだ」
左右のサイドを問わず、時にはウイングバックとしてもその身体能力を活かした果敢な突破でチームに貢献するジャスティン。その攻撃性能で、彼はいずれ世界最高峰の領域にも到達することが可能か。イングランドに出てきた新たなSBの有望株。ジャスティンの成長からは、今後も目が離せない。