34歳と切磋琢磨しながら再び定位置獲得へ チェルシーFWを支える兄貴分の存在

近頃は出場機会が増えてきたエイブラハム photo/Getty Images

「ジルーからは多くのことを学んだ」

2020-21シーズン、チェルシーの前線における定位置争いはいつになく熾烈だ。同クラブは今夏の移籍市場にて、FWティモ・ヴェルナーやMFハキム・ツィエク、MFカイ・ハフェルツといった実力者を獲得。大型補強で一気に得点力アップを狙ったのだが、その一方では以前から所属していた選手たちの肩身が少し狭くなってしまった。

その代表格といえば、FWタミー・エイブラハムとFWオリヴィエ・ジルーだろう。両者ともに最近こそ出場機会を取り戻しつつあるものの、開幕当初は試合に絡めないことも多かった。昨季3位フィニッシュに貢献した2人だけに、悔しい気持ちは相当なものだったはずだ。

しかし、そんな苦境にもエイブラハムはめげることなどなかった。同選手は開幕当初、ライバルとなるジルーのプレイから学ぶことで自身のレベルアップを図っていたようだ。クラブ公式サイトのインタビューにて、エイブラハムはこれについて次のように語っている。

「ジルーからは多くのことを学んだよ。彼は僕が子どもの頃からテレビで見ていた存在。そんな選手と毎日一緒にトレーニングができることに幸せを感じていた。試合に出るため、練習の際は常に彼のアイデアを盗もうと努力していたよ。ジルーのプレイはとても参考になるし、その一部を自分のものにしようと必死だった。ジルー自身も僕にアドバイスをくれるよ。本当に素晴らしい選手さ」

昨季からジルーのことを良きライバルであり、良き兄貴分と慕っていたエイブラハム。その関係性は今でも変わっていない様子だ。ここ数試合でジルーとエイブラハムが存在感を増してきたのは、こうして互いのプレイに様々な意見を言い合える環境ができている部分も大きいのだろう。ヴェルナーという大きな存在の加入にもめげず、ひたむきにスタメンの座を狙い続けるエイブラハム。ジルーの背中を見つつ、チェルシーでは23歳の若手FWが着実に成長を遂げている。

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