リーガ2強時代に終止符を 1試合平均“2.1点”奪う堅守軍団は頂点目指せる

未だリーガで無敗を維持するアトレティコ photo/Getty Images

守備だけでなく攻撃で相手をねじ伏せる

バルセロナが早くもリーグ戦4敗目を喫し、レアル・マドリードもまだまだ不安定だ。アトレティコ・マドリードとしてはこのチャンスを活かすしかないだろう。

近年のリーガ・エスパニョーラではバルセロナとレアルが2強と呼ばれ、それを3番手のアトレティコが追いかける構図となっていた。2013-14シーズンにはアトレティコがリーグ制覇を果たしたが、それ以降のアトレティコは3シーズン連続3位、2017-18シーズンと2018-19シーズンは2位、そして昨季は再び3位と、なかなか頂点にたどり着けなかった。

しかし今季はチャンスだ。2強が苦戦していることに加え、今季はアトレティコにも特別な勢いがある。ここまで10試合を消化して8勝2分と負けなしのアトレティコには、昨季までにはなかった攻撃力が備わっているのだ。

今夏にはルイス・スアレスが加入し、昨夏ベンフィカから1億2600万ユーロもの移籍金でやってきたFWジョアン・フェリックスも徐々に本来の力を発揮し始めている。ここまでアトレティコはリーグ戦10試合で21得点を奪っており、現段階では1試合平均2.1点奪えていることになる。

優勝した2013-14シーズンはリーグ戦で76得点を奪っており、1試合平均得点はちょうど2点だった。アトレティコの守備力を考えると、これは優勝を狙うに十分な得点数となる。

振り返ると、直近3シーズンはリーグ戦での得点数が全て50点台だった。2017-18シーズンは58得点で、1試合平均得点は1.5点。2018-19シーズンは55得点で1試合平均得点1.4点、昨季はさらに落ちて51得点で1試合平均得点1.3点だ。

得点数が少なくなった結果、優勝した2013-14シーズンに比べて引き分け数が増えてしまった。当時の引き分け数は6試合だったが、2017-18シーズンと2018-19シーズンは10試合、昨季は何と16試合にまで増えた。昨季も黒星の数は優勝当時のシーズンと変わらない4つだけだったのだが、引き分けの数が10も増えてしまっては勝ち点が伸びない。

失点数は優勝当時のシーズンとほとんど変わっていないため、優勝への課題は攻撃部分だった。それが改善されてきている今季は頂点を狙うことも不可能ではないはず。2強が躓いていることもアトレティコにとっては強烈な追い風だ。

英『GIVE ME SPORT』のデータによると、昨季アトレティコの1試合平均の縦パス本数は105.13本だったが、今季は第9節終了時点で133.22本にまで増えていた。縦への意識が増しているのは明らかで、今季のアトレティコは得点を奪いに行くスタイルで頂点を目指す。

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