“20歳”がマンCの象徴となる日は近い 決定的な仕事増えた若きテクニシャン

マンCのフォデン photo/Getty Images

「シティの頼れる男になりつつある」

今季プレミアリーグではここまで8試合を終えてまさかの13位と、成績が振るわないマンチェスター・シティ。しかし、チャンピオンズリーグの舞台においてはシチズンズが他を寄せつけぬ強さを発揮している。

ここまで4試合をこなして全勝。現地時間25日に行われたグループリーグ第4節のオリンピアコス戦に勝利したことで、早くも決勝トーナメントへの進出を決めてみせた。同グループに強力なライバルが存在しないということも大きかったが、悲願のCL制覇に向けて視界は良好だ。

そんなマンCで新たな“チームの柱”となりつつある20歳がいる。イングランド代表MFフィル・フォデンだ。昨季終盤戦から徐々にチーム内での存在感を強めていた同選手だが、2020-21シーズンに入ってから彼の輝きは一層増している。今季はここまで公式戦12試合に出場して4ゴール2アシスト。かねてより“ダビド・シルバの後継者”と評されることも多かったヤングタレントは、得点力も向上させながらスターへの階段を駆け上がっている。
オリンピアコス戦でも値千金の決勝ゴールを挙げ、チームの勝利に貢献したフォデン。次第にゲームを決める活躍ができる選手に仕上がってきており、ゴール前での決定的な仕事も増えた。そんなフォデンが“マンCの象徴”となる日は、そう遠くないうちに訪れるのか。クラブOBのジョレオン・レスコット氏はフォデンの特別な才能を称賛し、同選手がチームの中心になる日は近いかもしれないと英『BT Sport』へ次のように語る。

「フィルのプレイを見るたび、私は彼のスペースを認識する能力とそれに対する意識の高さに感銘を受けているよ。フィルはいとも簡単に相手のマークを剥がすことができるんだ。これは誰にも指導することができない代物だ。生まれながらのものと言っていい。最近では、その特別な能力を安定して披露できるようになってきたね。ゲームチェンジャーとして、フィルはシティの頼れる男になりつつあるよ。彼が中心となる日もそれほど遠くないんじゃないかな」

昨年7月には、ジョゼップ・グアルディオラ監督にも「彼は私が見てきた中で1番の選手」と言わしめたフォデン。その才能が完全開花する日は、いよいよ目前にまで迫っているのだろうか。2020-21シーズン、シチズンズで若きテクニシャンが急速に成長している。

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