インテル、今冬も積極補強を敢行? 現時点でのターゲットは4名

今夏の移籍市場でもインテル行きが噂されていたナポリFWミリク photo/Getty Images

今冬の移籍市場で再チャレンジ

インテルは今冬の移籍市場でも、実力者たちの積極補強を敢行しようとしているようだ。

2010年代に入ってからの低迷期を脱出するべく、近年積極的に補強を行ってきたインテル。2018-19シーズンはクワドゥー・アサモア、ステファン・デ・フライ、ラジャ・ナインゴラン、ラウタロ・マルティネスらを、2019-20シーズンはディエゴ・ゴディン、ロメル・ルカク、アレクシス・サンチェス、アシュリー・ヤング、クリスティアン・エリクセンらを獲得した。もちろん、獲得した選手たちがチームになかなか適応することができず、結果的にうまくいかなかった補強もある。ただ、こういった補強もあってか、インテルはかつての輝きを取り戻しつつあり、昨季は9シーズンぶりに2位でフィニッシュしている。

しかし、インテルは決して2位なんかで満足するクラブではない。打倒ユヴェントスに燃えるミラノの名門クラブは、今夏の移籍市場でもスクデットへの強い思いを見せた。多くのクラブが新型コロナウイルスによる収入の減少で積極的な補強を控える中でも、アクラフ・ハキミやアレクサンダー・コラロフ、アルトゥーロ・ビダルといった選手たちを補強したのだ。
こうしてインテルは、2020-21シーズンのスクデット候補最右翼の一つに躍り出た。今季こそ“インテルが来る”と、期待に胸を膨らませたファンも少なくないかもしれない。しかし、いざシーズンが始まってみると、第6節終了時点で3勝2分1敗の6位。新型コロナウイルスの感染者が続出した影響もあるだろうが、いまいち波に乗り切れていない。

こういった状況もあってか、敏腕交渉人としても知られるジュゼッペ・マロッタCEOは、今冬の移籍市場でも積極的な補強を検討している模様だ。伊『TUTTOSPORT』などによると、現時点でナポリのFWアルカディウシュ・ミリクを筆頭に、アントニオ・コンテ監督の教え子でもあるチェルシーのDFエメルソン・パルミエリ、DFマルコス・アロンソ、FWオリヴィエ・ジルーの4選手を注視。これらはいずれも以前からインテルの関心が伝えられてきた選手たちだ。マロッタCEOは今冬の移籍市場でも彼らの獲得に再チャレンジし、少なくとも2つの契約は実現させたいと考えているようだ。この移籍を可能にすべく、マティアス・ベシーノ、ナインゴラン、エリクセンを交渉材料に組み込む可能性もあるという。

また、こちらも以前から噂のあるエンゴロ・カンテへの関心も引き続き持っているようだが、チェルシーでの状況を考慮し、不可能なターゲットと見ているとのこと。はたして、インテルは今冬の移籍市場でどんな補強を見せるのか。現在、ルカクの負傷離脱および、そのバックアッパーがいないことが悩みの種となっていることもあり、アタッカーの補強は必須かもしれない。

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