W杯優勝決定弾から6年後の輝き ゲッツェのキャリア第2章はド派手に始まった

PSVのゲッツェ photo/Getty Images

いきなり証明したテクニック

まだ新生活はスタートしたばかりだが、今夏にオランダの名門・PSV入りを決めたMFマリオ・ゲッツェが快調な滑り出しを見せている。

ゲッツェはドルトムントで長らく活躍してきた選手だが、近年は思うような結果を残せていなかった。

2014ブラジルワールドカップ決勝のアルゼンチン代表戦で優勝決定弾を叩き込んだところがキャリアのピークと考えたファンも多いだろう。
しかしゲッツェはまだ熱意を捨てていない。ドイツ代表への復帰はもちろん、チャンピオンズリーグ制覇の夢がある。

PSV移籍は復活への第一歩だが、今月18日のPECズヴォレ戦では相手のバックパスを拾うと同時にGKを冷静にかわして右足で得点を記録。いきなりエールディヴィジでネットを揺らしてみせた。

さらに22日のヨーロッパリーグ・グループステージ第1節のグラナダ戦ではペナルティエリアにこぼれたボールをハーフバウンドで捉えて見事な得点を記録。この2得点から分かるように、さすがにテクニックレベルは高い。

PSVはチャンピオンズリーグ制覇を狙えるようなクラブではないが、ヨーロッパリーグでは決勝トーナメント行きを果たせるはず。ゲッツェにとってPSV行きは悪くない判断だったはずだ。

SNS上では「彼にとっては100点の結果」、「彼がプレイしているのを見るのは良いこと」、「彼がベストに戻ることを願っている」など、PSVでの復活を望む意見が多く出ている。

エールディヴィジはブンデスリーガに比べると注目度が劣るかもしれないが、ゲッツェのパフォーマンスは追いかける価値がある。まだ28歳。キャリア第2章はここからがスタートだ。

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