ドイツのダークホースが狙う欧州制覇 スピード出世の新興勢力がCLを荒らす予感

クラブ創設からわずか10年ほどでCL制覇を狙える位置まで競争力を高めて来たライプツィヒ photo/Getty Images

強豪2クラブ同居もGL突破に選手は自信

今季こそ、近年ドイツで一躍トップクラブの仲間入りを果たしたダークホースは欧州の頂点に立つことができるのか。ブンデスリーガのRBライプツィヒに対するサッカーファンの期待値は、年々勢いを増して上昇している。

昨季はクラブ史上初のCL決勝トーナメント進出を決めた勢いそのままに、最終的にはベスト4まで駒を進めることとなった同クラブ。まるで階段を一段、いや二段飛ばしで駆け上がっているような彼らのサクセスストーリーに衝撃を受けている人は少なくないだろう。2009年のクラブ創設からわずか10年ほどで、彼らは欧州の頂点を狙える位置までやってきた。

そして、いよいよ今季彼らが目指すはチャンピオンズリーグ制覇。しかし、その前のグループリーグからライプツィヒの前には強敵たちが立ちはだかっていることを忘れてはいけない。同クラブが入ったグループHは、パリ・サンジェルマンとマンチェスター・ユナイテッドが同居しているのだ。いくら勢いがあるライプツィヒだからといって、ここは一筋縄ではいかないグループと言えるだろう。
だが、選手は実に強気だ。頼もしいコメントを残したのは、昨季に続き今季もマンチェスター・シティからライプツィヒへとレンタルされているDFアンヘリーニョ。同選手は名門クラブが同居するも、自分たちはグループリーグを突破できると確信している様子だ。アンヘリーニョはグループHで同居するライバルたちについて、『RB Live』へ次のように語っている。

「バシャクシェヒルについてはあまりよく知らないんだ。でも、PSGのことは昨季準決勝で戦ったから彼らのサッカーを理解しているつもりだよ。それからマンチェスター・ユナイテッドに関してだけど、彼らは波が激しい。対戦してみてワールドクラスだと感じる場合もあれば、ごく平均的なパフォーマンスに終始する時もある。後塵を拝するつもりはないよ」

来る2020-21シーズンのチャンピオンズリーグに向けて、頼もしいコメントを残したアンヘリーニョ。はたして、今季のライプツィヒは欧州最高峰の舞台でどこまで駒を進めることとなるのだろうか。ダークホースのCL“スピード制覇”に期待感は高まるばかりだ。

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