アザールが輝くのはいつになる 「今の状況はイライラさせられる」

レアルのアザール photo/Getty Images

コンディション調整の失敗に批判も

昨季も得点力は不足気味だったのだが、今季もレアル・マドリードは序盤からもがいている。

開幕節はレアル・ソシエダとスコアレスドローに終わり、第2節のレアル・ベティス戦もMFフェデリコ・バルベルデとDFセルヒオ・ラモスのゴールで何とか3-2で勝利。枠内シュートは4本のみで、まだFW陣にゴールは生まれていない。

本来であれば昨夏にチェルシーから獲得したFWエデン・アザールに助けてほしいところなのだが、アザールは今季もコンディション不良で出遅れている。昨夏も太りすぎの状態でキャンプへ合流したと問題になっていたが、今夏もまるでデジャヴを見ているかのようなスタートだ。
マルコ・アセンシオもまだ合流できていないため、指揮官ジネディーヌ・ジダンも前線の構成に頭を悩ませていることだろう。

スペイン『as』にて、トマス・ロンセロ記者もアザールの現状を厳しく批判している。

「アザールはまたもジダンのスカッドから外れることになり、今の状況はイライラさせられるものだ。おそらくは次のバジャドリード戦、あるいはその次のレバンテ戦で出番を得るはずだが、納得できるものではない。膝の問題ではなく、夏の休養期間の姿勢の問題だ。彼は昨夏と同じ体重超過で、キレを失った状態で合流した」

アザールの獲得には多額の資金を費やしているが、まだほとんど輝きは披露できていない。いつ真のアザールが見られるのかサポーターもイライラの限界といったところだろう。

アザール、アセンシオ、カリム・ベンゼマのトリオが揃わない限り、今のレアルに大量得点は望めない。チャンピオンズリーグを制するためにもこのトリオは重要で、完成の時が待たれる。

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