クルトワに勝てる日はくるか ウクライナの新星GKが狙うレアル守護神の座

世代別ウクライナ代表でプレイしてきたルニン photo/Getty Images

道のりは険しいが……

2019-20シーズンのリーガ・エスパニョーラを制したレアル・マドリードでは堅守が1つのキーワードになっており、守護神ティボー・クルトワがその評価を大幅にアップさせるシーズンとなった。

今後もクルトワがチームのNo.1となっていくだろうが、気になる若手GKもいる。

昨季バジャドリード、オビエドにレンタル移籍していた21歳のウクライナ代表GKアンドリー・ルニンだ。
すでにウクライナ代表でデビューを果たしているルニンは、今も代表メンバーに選ばれ続けている。

今のところはシャフタール・ドネツクでプレイする36歳のベテランGKアンドリー・ピアトフがゴールを守っているが、年齢を考えると世代交代の時は確実に近づいている。

現在ウクライナ代表を指揮しているのは同国の英雄アンドリー・シェフチェンコだが、スペイン『MARCA』によればシェフチェンコはルニンがレアルのゴールマウスを守れるだけの実力を備えているはずと主張する。

「ルニンには優れたポテンシャルがあり、それこそ彼がレアル・マドリードへ復帰した理由だ。彼にはチャレンジする準備ができていると思う。代表とクラブの両方でね。彼は我々のチームで数試合出場し、そのレベルを証明している。彼に自信を持っているよ」

クルトワの牙城を崩すのは容易ではないだろう。それでもウクライナサッカー界は期待せずにいられない。

2019年にはU-20ウクライナ代表がU-20ワールドカップで優勝を果たしており、ルニンは最優秀GKにも選ばれている。

A代表でもそう遠くないうちに守護神となるであろうルニンには、何とかレアルで守護神の座を確保してほしいと考えているのだろう。

新シーズンにルニンはインパクトを残せるのか。ワールドクラスと評価されるクルトワへの挑戦が始まる。

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