プレミアにファイターMFやってくる “潰し屋”アランはエヴァートン救えるか

ナポリでプレイしてきたアラン photo/Getty Images

失点を10は減らしたい

カルロ・アンチェロッティの下で欧州カップ戦出場権獲得を目指すエヴァートンに期待の実力者がやってきた。

ナポリでアンチェロッティの指導も受けていた29歳MFアランだ。

セリエAでの経験が豊富なアランは、エヴァートンで再びアンチェロッティと共闘することになる。
この補強は大きいだろう。2019-20シーズンのエヴァートンはリーグ戦で56失点を喫しており、もう少し失点を減らさなければ欧州カップ戦出場権獲得は難しい。

2018-19シーズンは46失点だったため、ちょうど10点増えてしまったことになる。

その理由の1つに挙げられるのが、MFイドリッサ・ゲイェのパリ・サンジェルマン移籍だ。

昨夏にゲイェを失い、代わりにマインツからやってきたジャン・フィリップ・グバミンは早々に負傷離脱。中盤のバランスが崩れたことも失点増加の理由の1つなのだろう。

データサイト『WhoScored』によれば、アランは2019-20シーズンにセリエAで1試合平均4.2回ものタックルを仕掛けるなど、中盤でファイトする姿勢が大きな強みだ。173cmとサイズに少し不安はあるが、そのアグレッシブなスタイルはプレミアにも合うはず。

エヴァートンはこちらもレアル・マドリードでアンチェロッティと仕事をしたMFハメス・ロドリゲスの獲得にも近づいているとされており、守備のアラン、攻撃のハメスとピースが揃えば面白い。

2019-20シーズンのエヴァートンは12位に終わっており、これは許される順位ではないだろう。目指すはトップ6崩しで、エヴァートンがサプライズチームになることを期待したい。

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