プレミア王者に驕りなし まだ改善し続ける欧州屈指の“ストイック集団”

昨季プレミアで優勝を果たしたリヴァプール photo/Getty Images

「まだ改善点がたくさんある」

2019–20シーズンのイングランド・プレミアリーグを制したリヴァプール。実に30年ぶりとなる戴冠だっただけにファンは皆興奮したことだろう。2位に18ポイントもの差をつけての独走は見事としか言いようがなかった。

しかし、それはもう過去のこと。すでに勝ち取った栄光にいつまでも執着していてはいられない。そう言い放つのはリヴァプールの主将を務めるイングランド代表MFジョーダン・ヘンダーソンだ。2020-21シーズンの初戦であるコミュニティシールド・アーセナル戦を目前に控える中、この闘将はリヴァプールの面々がすでに次を見据えていると主張。「過去の栄光はもう終わったこと」としつつ、次のように語っている。英『Daily Mirror』が伝えた。

「僕たち全員には、まだまだ改善点がたくさんあるように感じるよ。最高のチームの一つになりたいのなら、一貫性を身につける必要がある。数年続けて好成績を収められないのならば、そこまでのチームだったということだ。どんどん進歩していく必要があるよ」
「これまで多くの選手が1つ目のトロフィーを獲得するのが難しいと言ってきたが、そこからさらに勝ち続けるのはもっと難しいと個人的には思うね。他のみんなもそう理解しているよ。だから、今の僕らは長期的な目線で物事に取り組んでいる。一つの結果に一喜一憂しすぎないようにしているんだ」

決して現状に満足せず、リヴァプールは常にさらなる高みを求めているとヘンダーソン。はたして、このストイックな王者は今季もプレミアで高い影響力を維持することができるのだろうか。昨季積み上げた勝ち点「99」も驚異的な数字だったが、2020-21シーズンの彼らはさらにポイントを積み上げてくるかもしれない。

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