今季のプレミア気になる記録 イングランド人選手のゴールが“ゼロ”のクラブも

躍進目立ったウルブズ photo/Getty Images

珍しいスタッツで振り返る今季の戦い

今季もプレミアリーグが終了したが、その戦いを様々な面白い数字で振り返ってみよう。

今回英『The Sun』は、今季のプレミアで生まれた少し面白い記録を紹介。違った角度から今季の戦いを振り返っている。

まずイングランドにとって歓迎できぬ話題から。今季7位と躍進したウォルバーハンプトンだ。
ウルブズは見事な戦いを披露してくれたが、実はイングランド人選手が誰1人得点を決めていないのだ。今季は全員で12人がネットを揺らしたものの、イングランド人選手の得点はゼロ。超のつく外国人部隊となっている。ここまで偏るのも珍しいか。

続いてはエヴァートンを指揮するカルロ・アンチェロッティ。これまでミラン、レアル・マドリード、パリ・サンジェルマンなど強豪ばかり指揮してきたアンチェロッティだが、今季はエヴァートンを指揮して大苦戦。12位でシーズンを終えることになった。

実は名将アンチェロッティが10位以下でフィニッシュするのは、監督生活25年目にして初めてだという。強豪ばかり指揮してきただけに、中堅クラブの戦いは逆に新鮮だったかもしれない。

サウサンプトンの復活も興味深い。今季のサウサンプトンは、10月にレスター・シティ相手に0-9で敗れる屈辱を味わっている。

ところが、あの悪夢の大敗からチームは奮起。あそこから勝ち点44を稼いでみせたのだ。

一方で大勝して波に乗っていたレスターは、ややトーンダウン。あそこから勝ち点42しか奪えていない。あの9-0ゲームから調子を上げたのはサウサンプトンの方だったのだ。

最後にロンドンの激しいライバル対決にも触れておきたい。何かと火花を散らすアーセナルとトッテナムの関係だ。

今季はトッテナムが勝ち点59を稼いで6位フィニッシュを果たした。悪くない結果ではあるものの、勝ち点59は2008-09シーズン以降ではワーストの数字だ。

アーセナルにとってはトッテナムより上の順位でフィニッシュするチャンスだったはずなのだが、アーセナルはそれより少ない56点しか稼ぐことができなかった。

11年ぶりの悪い記録だったにも関わらず、それでもトッテナムの方が上にいくのかと同メディアも嘆き節だ。アーセナルは8位でフィニッシュしており、来季こそはトッテナムより上の順位に入りたい。

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