ユーヴェはC・ロナウドの強み活かせているか “エアー・ロナウド”見れぬ寂しい数字

ユヴェントスのロナウド photo/Getty Images

今の得点数でも十分だが……

2018年夏よりユヴェントスに加わったFWクリスティアーノ・ロナウドには、大きく分けて3つの目標がある。セリエA制覇、チャンピオンズリーグ制覇、そしてセリエA得点王獲得だ。

すでにセリエA制覇は昨季に達成しており、残す大きな目標はあと2つ。チャンピオンズリーグの方はまだ分からないが、セリエA得点王は今季のうちに達成できる可能性がある。

前半戦はラツィオFWチーロ・インモービレがゴールを量産して得点王レースをリードしていたが、昨年12月からロナウドが急激にペースアップ。現在はインモービレが29得点で首位、ロナウドが28得点で2位につけている。これは十分に逆転可能だ。

35歳になってもセリエAでゴールを量産できるところはさすがと言うしかないが、気になることもある。それは、ユヴェントスがロナウドの能力を100%引き出せているのかどうかだ。

ロナウドはリーグ再開後もゴールを積み重ねており、6月22日のボローニャ戦からは6試合連続でネットを揺らしていた。PKが目立つものの、それでも得点ペースは順調だ。

しかしながら、今季のロナウドは少しばかり物足りない。近年ロナウドの代名詞ともなっていたヘディングでのゴールが少ないのだ。

今季の12月には、サンプドリア戦で異常な跳躍からヘディングシュートも決めており、ロナウドの身体能力は決して衰えていない。ところが、ロナウドは今季サンプドリア戦の一撃を含めヘディングで2得点しか奪っていない。

昨季はヘディングで9得点、2017-18シーズンは7点、2016-17シーズンは8点を挙げていたことを考えると、今季ここまでの数字は少々物足りない。

注目したいのは、ユヴェントスのチーム全体でのクロス本数だ。データサイト『FBref』によれば、今季ここまでのクロス本数は608本となっている。これはセリエA全体では15番目の数字だ。ヘディングモンスターのロナウドを抱えている割に、クロス本数が少ないのではないか。

ユヴェントスは純粋なウイングを配置しないことも多く、サイドからの攻撃に厚みを生み出すためにはサイドバックの貢献が欠かせない。右にはアタッカーを本職としてきたファン・クアドラードがいるものの、左のアレックス・サンドロはそこまで攻撃で違いを生むタイプではない。

クアドラードは今季6アシストを決めているが、サンドロは3アシストに留まる。ダニーロに至っては0だ。

レアル・マドリードではダニエル・カルバハル、マルセロらがクロスをくれたが、ユヴェントスはロナウドの強みの1つを活かせていないのか。もし空中戦を上手く活かすことができていれば、ロナウドのゴール数は今頃30を超えていたかもしれない。

今季より指揮官に就任したマウリツィオ・サッリとロナウドの相性に関しては開幕前から疑問視されていたが、ロナウドの能力を100%引き出すところまでは至っていないのか。28点決めているだけでも凄いことだが、ロナウドの能力を活かせばセリエAでも40得点の数字に近づくことも不可能ではないかもしれない。

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