ゲッツェの行き先はブンデスならどこが最適か オススメされたクラブとは

今季限りでドルトムントを退団するゲッツェ photo/Getty Images

レジェンドが提案する“首都行き”

先日、今季限りでドルトムントを退団することがミヒャエル・ツォルクSDから発表された元ドイツ代表MFマリオ・ゲッツェ。かつてシグナル・イドゥナ・パルクで大活躍を披露した天才MFだが、近年は代謝異常などによりパフォーマンスが低下。結局トップフォームを取り戻せないままに思い入れのあるクラブを去る運びとなった。

まだ27歳。年齢的にはこれからという時期だが、ゲッツェはこれからどこへ向かうのだろうか。現在移籍が噂されているのはセリエA。現地メディアによると、ASローマやラツィオが食指を伸ばしているとされ、イタリア行きは時間の問題との話もある。

しかし、ブンデスの他クラブに移籍する可能性もゼロではないだろう。ドイツ国外でのプレイ経験がないゲッツェにとって、これまでと全く異なる環境でプレイすることは大きなリスクと言える。それだけに、「再起を図るならば勝手知ったる地で……」という思いも彼の中にないとは言い切れない。また、再度ブンデスで活躍するゲッツェの姿を見たいファンも少なくないはずだ。
では、ブンデス残留の方向で考えるならば最適なクラブはどこか。かつてバイエルン・ミュンヘンで活躍した元ドイツ代表MFローター・マテウス氏が勧めるのは首都の名門クラブだ。独『Sky Sport』のインタビューに登場した同氏は、ゲッツェに勧めるクラブとしてヘルタ・ベルリンを挙げ次のように語った。

「ブンデスリーガでゲッツェのプレイを見れればそれは幸せなことだね。私が勧めるのはヘルタだ。ベダド・イビセビッチを見ればわかるように、ブルーノ・ラッバディアはプレイヤーに自信を与えることができる指揮官。おそらく、ヘルタでならゲッツェはサクセスストーリーを実現できると思うな。魅力的な行き先だよ。あそこでならプレイのクオリティを高めることができるはずだ」

今季後半戦からヘルタの指揮官に就任したブルーノ・ラッバディア監督の手腕ならば、ゲッツェを復活させることができるかもしれないと語ったマテウス氏。この指揮官は今季前半戦に出場機会が限られていた35歳のベテランFWベダド・イビセビッチをリーグ戦再開からスタメンで起用し、見事活躍へと導いている(2試合2ゴール2アシスト)。ゲッツェも同監督の指導を受ければ、かつてのパフォーマンスを取り戻す可能性はあるか。

先日は「スピードのないゲッツェはブンデスでもう通用しない」と手厳しい評価を下していたマテウス氏だが、やはりこの27歳はこれからも母国で輝いてほしいと願っているか。ゲッツェがヘルタ行きとなれば古巣対決も見られるだけに、面白いこととなりそうだ。

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