まさかこのままブンデスリーガのシーズン記録を塗り替えるつもりだろうか。恐怖のアシストマシーンとなったバイエルンFWトーマス・ミュラーが止まらない。
ミュラーは以前から二桁得点・二桁アシストを狙えるアタッカーだったが、今季のペースは普通ではない。今季のというより、今季後半戦のペースがだ。
ミュラーは5-2で勝利した23日のフランクフルト戦でも1得点1アシストを記録し、これで今季のリーグ戦アシスト数はキャリアハイとなる17に達した。
バイエルン公式もこの数字を称えているが、正確なデータを取り始めた2004-05シーズン以降、リーグ戦27試合終了時点でアシスト数が17に達したのはヴォルフスブルク時代のMFケビン・デ・ブライネ(2014-15)、そして今季のドルトムントFWジェイドン・サンチョとミュラーの3人のみ。
同じ17アシストを記録しているサンチョのことも称えるべきだろうが、サンチョの場合は今季開幕直後からコツコツとアシストを積み重ねてきた。それに対してミュラーはハンジ・フリック体制となった11月より13アシストをまとめて奪っているのだ。アシスト王確実かと思われたサンチョとしては、一瞬にして追いつかれた感覚だろう。ミュラーのペースは異様だ。
ブンデスリーガの1シーズン最多アシスト記録はライプツィヒMFエミル・フォルスベリが2016-17シーズンに記録した22アシストとなっている。今季のミュラー、サンチョならばその記録を更新することも不可能ではない。
またミュラーは今回のフランクフルト戦がバイエルンでの249勝目。ゼップ・マイヤー氏と並んでクラブ歴代2位の勝利数となり、現在は1位のオリバー・カーン氏(260勝)を猛追している。同サイトも勝利請負人とミュラーを絶賛しているが、この記録が塗り替えられるのも時間の問題だ。
ゴールの部分はロベルト・レヴァンドフスキに任せ、自身はセカンドストライカー的立ち位置からアシストを量産。ミュラーは見た目以上に器用なアタッカーで、30代に入ったこれからはアシストマシーンとしてバイエルンに白星を届ける存在となっていくことだろう。
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