“シャビ2世”はバルサの中心に返り咲くべし まだ輝ける南米産のテクニシャン

バルセロナで出場機会が減少しているアルトゥール photo/Getty Images

「必要なものを全て持っている」

バルセロナの中盤には伝統的にボールの扱いに優れたテクニシャンが揃う。今のチームにもその伝統は受け継がれており、MF陣はセルヒオ・ブスケッツ、フレンキー・デ・ヨング、イバン・ラキティッチといったパスマスターを中心に構成されている。

そんなバルサの中盤に昨季加入した南米産のパサーといえば、ブラジル代表MFアルトゥール・メロだ。加入初年度となった昨季はいきなり公式戦44試合に出場し、瞬く間にバルセロナが展開するパスワークの中心となった同選手。特にボールキープ能力はピカイチで、相手をいなすたびにスタンドからは歓声が上がった。そのプレイスタイルと活躍度から、“シャビ2世”と呼ぶ人もいたほどだ。

しかし、今季はデ・ヨング加入や自身の怪我の影響もあり出場機会が減少傾向にある。ベンチスタートとなる試合も増え、キケ・セティエン政権下で彼の序列は下がり始めていると言っていい。

だが、それでもかつてバルセロナでプレイした元ブラジル代表DFシルビーニョ氏はアルトゥールの才能に惚れ込んでいる様子。同氏は母国後輩のポテンシャルの高さを絶賛し、まだアルトゥールはカンプ・ノウで重要な存在に返り咲くことができると、スペイン『Cadena SER』に対して次のように述べている。

「アルトゥールは素晴らしい選手だよ。それはブラジル代表でも同じだ。彼は素晴らしいクオリティを備えているし、緩急をつけてプレイできるんだ。若いけどその質は他の選手とは一線を画しているね。そしてさらに上達することができるはずなんだ。さらなる成長を遂げるために、彼は必要なものを全て持っているよ」

昨季この男が見せた輝きは本物だったはず。実力を発揮できる舞台さえ整えば、アルトゥールは再びバルセロナの中心に戻ってくることができるか。今季は少し難しい時間を過ごしたアルトゥールだが、2020-21シーズンはブラジル代表MFの大逆襲に期待したいところだ。

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