ゲッツェと一緒に大苦戦? 2014W杯“優勝アシスト”のFWはどこで間違ったか

パートナーとW杯優勝を祝うシュールレ photo/Getty Images

欧州五大リーグから離れる展開に

2014ブラジルワールドカップ決勝にてドイツ代表の優勝を決定づけるゴールを決めたMFマリオ・ゲッツェがその後のキャリアで苦戦を強いられているのは有名だが、もう1人忘れてはいけない選手がいる。

同じくあのワールドカップ後より苦戦が目立つFWアンドレ・シュールレだ。シュールレは当時の決勝・アルゼンチン代表戦にて、ゲッツェのゴールをアシストした選手でもある。ドイツは決勝でゲッツェ&シュールレのコンビで決勝点をもぎ取ったのだ。

ところが、シュールレもそこから苦戦が本格的にスタートする。2013年に移籍したチェルシーで上手くポジションを確保できなかったことから、ワールドカップ終了の約半年後にはドイツ・ヴォルフスブルクへ移籍。
当時はまだ評価も高かったが、期待されたほどの活躍を見せられないままドルトムント、さらに2018年にはイングランド・フラムへのレンタル移籍を経験。そして2019年夏からはロシアのスパルタク・モスクワにレンタル移籍と、シュールレのキャリアプランは明らかに崩れた。

英『90min』も、「2014ワールドカップ後、どこが間違っていたのか」と疑問を投げかけている。やはり1つはチェルシーでポジションを確保できなかったことで、あそこで真のスーパースターへの道が絶たれるような格好となってしまった。

欧州五大リーグを離れたことからドイツ代表に召集される機会も少なくなり、2017年が最後の出場となっている。意外かもしれないが、シュールレもまだ29歳だ。衰えていくには早すぎるが、ここから復活することは可能なのか。

今季もロシアの国内リーグでは怪我もあり、13試合で1得点2アシストを記録したのみ。ワールドカップからの約6年間はシュールレにとってかなり苦いものとなっているはずだ。

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