トッテナムに“NEXTラーム”がやって来るか ゲームメイクもできる19歳のSB

アヤックスで順調な成長を見せるデスト photo/Getty Images

オーリエとは少し違う攻撃型SB

来季以降のトッテナムにおいて、不安要素の一つとなっているのが右サイドバックのチョイスだ。

マウリシオ・ポチェッティーノ前政権時にはセルジュ・オーリエやファン・フォイスといった選手が起用されていたが、今季途中から就任したジョゼ・モウリーニョ監督は彼らのパフォーマンスに満足していない様子。リーグ戦中断前の数試合は、センターバックを主戦場とするジェイフェス・タンガンガをこのポジションで起用する試合も散見された。

こういった状況もあり、トッテナムは次の移籍市場で右SBの補強に乗り出す可能性は高いだろう。では、そうなればスパーズは誰を確保しに向かうのだろうか。一部ではニースで圧倒的な攻撃力を披露するアルジェリア代表DFユーセフ・アタルをターゲットにしているとも。しかし、そんな中で新たな候補が浮上している。
英『football.london』によると、トッテナムはアヤックスのアメリカ代表DFセルジーニョ・デストに興味を示しているという。同選手はまだ19歳だが、オランダの強豪で右SBのレギュラーを確保している逸材だ。単純な上下動の強度もさることながら、中央に絞ってプレイメイカーとして振る舞うこともできることから、オランダでは彼のことを“NEXTフィリップ・ラーム”と呼ぶ人もいる。時折守備で集中力を切らす場面こそあるものの、ポテンシャルの高さに疑いの余地はない。両サイドでプレイできるユーティリティ性も魅力だ。

若く、才能豊かなデスト。彼にはトッテナムの他にもプレミアのライバルであるアーセナルが興味を示しているとされるが、はたしてオランダで株を上げるヤングスターは来季プレミアへとやって来るのだろうか。オーリエとは違う特長を持った19歳が加われば、トッテナムのサイドアタックは大幅に進化を遂げるかもしれない。

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