一説によるとPIFの総資産は43兆円。移籍市場でも有利に映る。ただ、ニューカッスルの冬は寒くて長い。娯楽施設も少ない。一部メディアが補強候補に挙げたアントワーヌ・グリーズマン(バルセロナ)やマウリシオ・ポチェッティーノ(前トッテナム監督)などが、とくにご家族が気に入る環境とは思えないんだな。
ニューカッスルよりは暮らしやすいマンチェスター(ユナイテッド)を、アンヘル・ディ・マリア(現パリ・サンジェルマン)は1年で去ったじゃん。奥さんのホルヘリーナが、「食事は口に合わないし、みんな痩せているし、全部が嫌だった」って毒づいていたように、イングランド北部の気候に対応するのは難しいんだ(個人差はあるけどね)。
さらにファイナンシャル・フェアプレイも要注意となれば、現有勢力のレベルアップに重きを置かざるをえない。で、そのなかに武藤嘉紀は含まれるのかなぁ。
おそらくPIFは、スティーブ・ブルース監督を解雇する。大味なフットボールがお気にめさず、ポゼッションを基本戦略とする新監督を物色中だという。ブルース監督の構想から漏れていた武藤には明るいニュースだね。
しかし、ラファエル・ベニテス前監督に「英語力の向上を」と指摘された。ブルース監督には「試合に出たいのなら、もっと努力しなさい」と注意された。武藤も自分を磨かないと、だれが新しいボスになっても定位置確保は難しいよ。
体制が変わればすべてのヒエラルキーが見直されるとはいえ、武藤の立ち位置も危うい。ビッグネームにフラれたとしも、武藤のキャリアを上まわる選手はきっとやって来る。そのライバルにどうやって勝つか……。男の意地を見せてほしいな。
●最新情報をtwitterで見よう!
twitterアカウント
https://twitter.com/theWORLD_JPN/