A・アーノルドをも超えるポテンシャル!? チェルシーで伸びる“才能の塊”

チェルシーで頭角を現したR・ジェイムズ photo/Getty Images

総合力で勝負する20歳

ロシア・ワールドカップでも活躍したアトレティコ・マドリードDFキーラン・トリッピアーや順調にワールドクラスへの階段を昇っているリヴァプールDFトレント・アレクサンダー・アーノルドなど、現在のイングランド代表には優れた右サイドバックが多く揃っている。

しかし、今季チェルシーで頭角を現した20歳の存在も見逃せない。DFリース・ジェイムズだ。まだ発展途上にある同選手だが、フィジカルの強さやクロス精度の高さはすでにプレミアでも屈指のレベルに到達していると言っていい。順調に成長していけば、マンチェスター・ユナイテッドのアーロン・ワン・ビサカと共にイングランド代表右サイドバックのレギュラーを脅かす存在となることだろう。

そんなR・ジェイムズには、チェルシーOBのフランク・シンクレア氏も大きな期待を寄せているようだ。そのポテンシャルはもしかするとA・アーノルドをも上回っているかもしれないと、同氏は次のように語っている。英『Liverpool Echo』が伝えた。
「守備面においては、現時点でA・アーノルドよりもジェイムズの方が優れたDFと言えるね。ただ、欧州でA・アーノルドよりも多くアシストを決める選手を見つけ出すのは難しい。彼は今後5,6年はイングランド代表の右サイドバックを務めることになるだろうね。とはいえ、ジェイムズもこれからプレミアで経験を積めばA・アーノルドを脅かす存在になると思っているよ。“オールラウンド型”サイドバックとしての素質は、A・アーノルド以上のものを持っていると思うよ。攻撃時の推進力は素晴らしいし、彼は守備力もとても高い」

抜群の攻撃性能を誇るA・アーノルドにはオフェンス面でこそ劣るが、総合的な能力を見ればR・ジェイムズの方が能力は上とシンクレア氏は判断しているようだ。“才能の塊”とでも言うべきだろうか。

攻撃のA・アーノルド、守備のワン・ビサカ、そして総合力のR・ジェイムズと、若手右サイドバックの台頭が著しいイングランド代表。はたして数年後、激しいバトルの末にレギュラーの座を掴んでいるのは誰なのだろうか。熾烈な競争が幕を開ける予感だ。

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