驚異のパス成功率“95%” PSGのビルドアップ支える35歳のベテランCB

PSGでプレイするT・シウバ photo/Getty Images

欧州5大リーグで最高値

現代サッカーにおいてセンターバックにも求められるようになったのが、ビルドアップに必要なパス能力だ。ボールに触れる機会が多く、パスワークの開始地点となる彼らにどれほどそのセンスがあるかによってチームの攻撃の質も変わってくる。今や同ポジションは“守備の要”としてだけでなく、攻撃における重要度も増してきているのだ。

では、現在世界最高のパスセンスを備えたセンターバックを選ぶとすれば誰になるか。バルセロナのジェラール・ピケやマンチェスターシティのアイメリック・ラポルテはその最右翼として名前を挙げることができるだろう。最近ではリヴァプールのフィルジル・ファン・ダイクも優れたパス成功率を記録していることが話題となっている。

しかし、今季の欧州5大リーグにおいてパス成功率の最高値を記録しているのは彼らではない。なんと、トップに立っているのは、少し意外とも言えるベテランDFだ。
それはパリ・サンジェルマンに所属するチアゴ・シウバ。昨年9月で35歳を迎えた同選手だが、そのキック精度の高さはまだ健在のようだ。データサイト『Sofa Score』の統計によると、今季ここまで同選手がリーグ・アンで記録しているパス成功率はなんと95%。それほどプレッシャーを受けずにパスを出せるポジションとはいえ驚きの数値と言えるだろう。狭いスペースを通す技術を持ちながら、このベテランDFは正確性も兼ね備えている。

なお、他の欧州5大リーグでパス成功率トップに立っているセンターバックは、それぞれプレミアリーグがファン・ダイクとレスター・シティのチャグラル・ソユンク(91%)、リーガ・エスパニョーラがピケ(91%)、ブンデスリーガがRBライプツィヒのダヨ・ウパメカノ(89%)、セリエAがインテルのミラン・シュクリニアルとステファン・デ・フライ(92%)となっている。これを見ても、いかにチアゴ・シウバのパス成功率が秀でているかが見て取れる。

PSGのパスワークを支えるベテランDF。現地では近年の衰えを指摘する声もあるが、まだまだチアゴ・シウバは一線級の選手と言えよう。

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