「世界最高の左SB」になる可能性を秘めた“ミランの未来” 代理人も太鼓判

今季からミランでプレイしているテオ・エルナンデス photo/Getty Images

1年目から早くもミラン不動の左SBに

今季もセリエAで苦戦を強いられているACミラン。そんなチーム状況の中でも、1人評価を急上昇させている選手がいる。昨夏の移籍市場でレアル・マドリードから移籍してきたフランス人DFテオ・エルナンデスだ。まだ22歳ということもあり、これまで様々な有名選手を見てきた同選手の代理人も今後の可能性に太鼓判を押している。

テオ・エルナンデスは自身初のイタリア挑戦ながら、すぐさま新たなサッカーに適応し、早くもミラン不動の左サイドバックに。ここまで公式戦25試合に出場し、抜群の攻撃センスで6ゴール2アシストを記録している。こういった活躍もあり、移籍情報サイト『transfermarkt』が先日発表した市場価値では、加入前の1500万ユーロ(約18億1000万円)から4000万ユーロ(約48億3000万円)まで2倍以上もアップさせたのだ。

伊『calciomercato.it』などによると、そんなテオ・エルナンデスについて、代理人を務めるマヌエル・ガルシア・キロン氏が言及。かつてスペイン代表で活躍したFWルイス・ガルシアやDFカルロス・マルチェナ、DFアルバロ・アルベロアなどの代理人を務めており、現在もテオの兄であるDFリュカ・エリナンデスをはじめ、GKペペ・レイナやFWホセ・カジェホンらを顧客に持つ同氏は、ミランの若き左SBには「世界No.1」になる可能性が秘めていると感じているようだ。
「テオはとても若くしてレアル・マドリードへ移籍したので、おそらくクラブは彼に対しての忍耐を少々欠いていたんだ思う。クオリティを持った選手たちに対してはたくさんの忍耐が必要で、彼らに猶予を与えなければならない。ただ、マドリードのような非常に大きなクラブは既存のプレイヤーを好みがちだ。そのため、若手選手に対して我慢することができない。だから、テオがミランにいるように、若手選手たちはしばしば他のチームで自分の居場所を探す必要があり、そこで爆発する可能性もあるんだ」

「テオはこのまま進み続け、クラブのサポートを受けながらうまく仕事をしいていけば、世界で最高の左SBになれると思う。彼は(自身のクオリティを)ミランで認めさせる必要がある。一度でいいから認めさせることができれば、彼の評価額は5000万ユーロを優に超えるだろう」

名門クラブの復活を目指す“ミランの未来”として期待されているテオ・エルナンデス。この調子で成長し、その名を世界に轟かせることができるのか。

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