ジェラードよりも主将としての評価は上か “奇跡の優勝”立役者に集まる称賛

主将としてレスターを牽引するモーガン photo/Getty Images

「本当にミラクルだった」

イングランド・プレミアリーグの各クラブには、これまで数多くの名キャプテンがいた。しかし、その中でもリヴァプールのスティーブン・ジェラードがお気に入りという人は多いだろう。

まさに“リヴァプールの象徴”と言える存在のジェラード。現役時代、彼のカリスマ性に魅せられた人はリヴァプールファン以外にも多いはず。チームを鼓舞する熱き闘将だ。だが、かつてアーセナルなどで活躍した元イングランド代表FWイアン・ライト氏はそんなジェラードよりも優れた主将が現在のプレミアリーグにいると主張する。それは少し意外とも言える人物だ。

「ウェス・モーガンはプレミアのタイトルを獲得した経験を持っている。当時はレスターが優勝するなんて誰も思っていなかったにもかかわらずだ。ジェラードもほぼ優勝というところまでは行ったんだけどね。だが、モーガンはレスターでそれを成し遂げてみせた。本当にミラクルだったよ。プレミアにおける奇跡と呼ぶにふさわしいものだった。誰もが予想し得なかったことだからね。そのチームをまとめたモーガンは素晴らしいキャプテンだよ」
ライト氏は2015-16シーズンにプレミアで“奇跡の優勝”を果たしたレスターのキャプテンであるモーガンを大絶賛。ジェラードも優れているが、モーガンはその上をいくと主張している。

意見は分かれるかもしれないが、英『THE Sun』がファンに対して行ったアンケートでもモーガンは49.0%の票を集め46.5%のジャラードをわずかにリードしている(残り4.5%は“わからない”)。微差だがモーガンへの評価はファンからもかなり高いことが窺うことができる結果と言えよう。やはり優勝争いの経験が少ない中堅クラブを、全試合フル出場の活躍でプレミア制覇へ導いた実績は大きいということなのだろう。

今でも36歳を迎えながら精神的支柱としてレスターを支えるモーガン。ビッグクラブ在籍経験こそないが、彼は世界最高峰と謳われるプレミアでも屈指の名キャプテンとしてこれからも語り継がれることだろう。

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