“ライバル”から“相棒”へ  マンCの若きストライカーが迎える覚醒の時

今後ウインガーとしての出場機会増が予想されるジェズス photo/Getty Images

ウインガー本格挑戦か

マンチェスター・シティの22歳はここから新境地を開拓するのだろうか。ブラジル代表FWガブリエウ・ジェズスの起用法が本格的に変わり始めそうだ。

加入してから今までセンターフォワードを主戦場としてきたジェズス。しかし、このポジションには絶対的エースであるアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロが君臨しており、ジェズスの出番はこれまで限られたものとなっていた。試合に出れば好パフォーマンスを披露するのだが、アグエロの壁は高く現状彼の立ち位置はスーパーサブと言っていい。決して悪くはないのだが、22歳とこれからの選手にとって良いとは言いづらい立場だ。

そんな若き才能をこのままベンチで遊ばせておくわけにはいかないと、指揮官もようやく彼の起用法を見直す方針を固めたようだ。英『Manchester Evening News』によると、ジョゼップ・グアルディオラ監督はジェズスの今後の起用方針について次のように語っている。
「ジェズスとアグエロは一緒にプレイすることができるはずだ。ガブリエウはウイングのポジションに完璧に適応できると思うよ。特に彼の場合はワイドにあまり開かないからね。少しだけ幅をとって、基本的には内側でプレイする。ガブリエルはこのポジションを完璧にこなすことができる人材だと確信しているよ。サイドバックのクオリティも関係してくるけど、ウインガーには特別な才能を持った選手が必要なんだ」

今季はここまで6試合でウイングのポジションに入っているジェズス。パフォーマンスも悪くなく、グアルディオラ監督の言う通り、案外すぐにフィットする可能性は低くないだろう。本人も起用されるたびに「ウイングでのプレイに抵抗はない」と話しており、ジェズスとしてもチームとしてもこのウイング起用は悪くない選択肢となるはずだ。

アグエロの“ライバル”から“相棒”へと役割を変えつつあるジェズス。はたして、このポジションの変化は22歳のキャリアにどのような影響を与えるのだろうか。マンCの若きFWはこれをキッカケに、ストライカーとしてもう一段階成長したいところだ。

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