イラつくノイアー、称えるキミッヒ バイエルンに通用したシャルケの策略

敗戦となったが、バイエルン相手に奮闘したシャルケ photo/Getty Images

惜敗も収穫はあったか

現地時間3日に行われたDFBポカール準々決勝でバイエルン・ミュンヘンと対戦したシャルケ。2010-11シーズン以来となる優勝を目指しこの試合に臨んだ同クラブだが、結果は0-1で敗戦ということとなってしまった。ボール支配率はわずか19%。主導権はほぼバイエルンにあったと言っていい。

しかし、その一方で収穫もあった。圧倒的にボールを握られながらも、シャルケは粘り強くバイエルンの猛攻を凌ぎ続けたのだ。決勝点を奪われた場面ではMFジョシュア・キミッヒに素晴らしいボレー弾を叩き込まれた形となったが、最終的に失点はその1点のみ。決定的なピンチもそのほとんどがバイエルン攻撃陣の“個の力”を生かしたミドルシュートによるものだった。

決定力不足の課題を露呈することとなってしまったが鋭いカウンターは冴えており、シャルケにとって今回の内容はそれほど悲観するものでもなかっただろう。独『ARD』によると、バイエルンの選手もシャルケが披露した守備には驚かされたとこの試合を振り返っている。

「シャルケのパフォーマンスには正直驚いたね。彼らはコンパクトな[5-4-1]のシステムを採用してきた。後半にはもっとオープンな展開になると思ったんだけど、そうはならなかったね。僕らにとっては大変だったよ」

独『ARD』によると、こう語ったのは決勝点を挙げたキミッヒだ。バイエルンのパス回しの中心にいた同選手だが、シャルケの敷いたブロックには相当手こずったと告白している。GKマヌエル・ノイアーに至っては、試合中シャルケの守備的戦術に相当イラついていたようだ。

「シャルケはロングボールを主体に攻めてきた。このサッカーを称賛することはできないよ。僕らは80%以上のポゼッションを記録して試合をコントロールした。順調に勝ち上がることができて嬉しいね」

古巣が採用した戦術を批判したノイアー。しかし、これもシャルケがバイエルンを苦しめたという証拠と言えるだろう。粘り強い守備とカウンターでバイエルンを苦しめたシャルケ。デイビッド・ワグナー監督はこの収穫を今後のリーグ戦にどう活かしてくるか。まずは公式戦4試合連続無得点の決定力不足の解消から着手しなければいけないだろうが、光は見えたかもしれない。

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