ワンダーキッドの成長が早すぎる アメリカの未来を担うドルトムントの17歳

ドルトムントで頭角を現すレイナ(右) photo/Getty Images

A代表デビューも間近に

近年、ドイツ・ブンデスリーガでアメリカ国籍の若手が次々と頭角を現している。昨夏、満を辞してドルトムントからチェルシーへと旅立ったFWクリスティアン・プリシッチを筆頭に、今季もMFジョバンニ・レイナ(ドルトムント)、MFタイラー・アダムス(RBライプツィヒ)、MFウェストン・マッケニー(シャルケ)、FWジョシュ・サージェント(ブレーメン)……。注目すべき逸材は多い。

そんな今やブンデスで一つのトレンドになっているアメリカ国籍のヤングスターたち。なかでもドルトムントのレイナに対する注目度は高い。所属クラブが強豪ということもあるが、彼はアメリカサッカー界のレジェンドであるクラウディオ・レイナを父に持つサラブレッド。さらに母親はアメリカ女子代表歴のあるダニエル・イーガン(旧姓)だ。それだけに、アメリカ国内から寄せられる期待は他の選手と比べて段違いと言っても過言ではない。

しかし、そんなプレッシャーなど何処吹く風。レイナはトップ昇格後すぐにリーグ戦デビューを飾ると、現地時間2月18日のパリ・サンジェルマン戦ではアメリカ人史上最年少記録を更新してチャンピオンズリーグ・デビューを果たした。さらにこのPSG戦ではさっそくアシストも記録。アメリカA代表デビューも間近に迫っており、同代表を率いるグレッグ・バーホルター監督は現地時間26日、3月の代表ウィークでレイナを招集することを認めた。レイナはこれ以上なく順調にスターへの階段を昇っていると言っていいだろう。
そんなワンダーキッドには、アメリカ代表のゼネラルマネージャーを務めるブライアン・マクブライド氏も大きな期待を寄せているようだ。ブンデスリーガ公式サイトのインタビューに登場した同氏は、レイナについて次のように語っている。

「ジョバンニはまだ17歳の選手だ。にもかかわらず、チャンピオンズリーグの試合に出場してチームに変化をもたらした。彼の成長は多くの人が考えていたよりもずっと早いね。彼の父は偉大な男だ。だから、みんな彼がお父さんと同じメンタリティを持っていることは知っていた。でも今、彼が技術面でも能力を示していることで我々はハッピーになっている。アメリカ代表でも彼のプレイを見られる日を楽しみにしているよ」

未来のアメリカサッカー界を背負って立つであろうサラブレッド。ドルトムントで順調に育つティーンエイジャーからは今後も目が離せない。

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