32歳・メッシが見せる“10番タイプ”への変化 強まるチャンスメイカー色

バルセロナのメッシ photo/Getty Images

ベテランになって役割も変化するのか

クリスティアーノ・ロナウドも年齢とともにプレイスタイルを変えてきたが、ともにサッカー界を盛り上げてきたバルセロナFWリオネル・メッシも徐々に姿を変えている。

現在のメッシはリーグ戦で4試合連続無得点の状態にあり、これが大きな注目を集めている。4試合得点がストップするだけで話題になるのは凄いことだが、代わりにアシストは直近4試合で6つも決めている。

スペイン『MARCA』はメッシがより10番に近い位置でプレイするようになっており、チャンスメイカーとしての色が強くなってきたとの見方を示している。特にキケ・セティエンが指揮官に就任してからは中盤に顔を出す機会も増え、組み立てから決定機演出まで仕事は幅広い。
メッシ自身も「今はより下がり、攻撃に絡むようにしている。ゲームに関与していこうとしているんだ」と語っており、同メディアの紹介したここ最近のヒートマップでも中盤で動いている時間が増えている。

今季も全てのコンペティションを合わせるとアシスト数は16に達しており、昨季記録した22アシストに近づいている。このままいけば2シーズン連続の20アシスト超えを達成できるかもしれない。得点数は未だ19点と伸びてこないが、チャンスメイカーとしての重要度は上がってきている。

あとは決めるべき選手が決めるのみだ。FWアントワーヌ・グリーズマンが中央へ入ってくるケースも増えており、徐々にメッシとも息が合ってきている。ルイス・スアレスが離脱している今、メッシのチャンスボールをグリーズマンが確実に沈めていかなければならない。

メッシはフリーキックなどセットプレイの精度も年々上げており、ベテランとなってからも左足一本で違いを生み出していくことは可能だ。32歳を迎え、今後はよりチャンスメイカーとして存在感を増していくことになるかもしれない。

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