今季イングランド・プレミアリーグで首位を独走するリヴァプールには、欧州屈指の若手指揮官も大いにインスピレーションを得ているようだ。ブンデスリーガのRBライプツィヒを指揮するユリアン・ナーゲルスマン監督がリヴァプールから学べるものの多さについて語っている。
昨季ホッフェンハイムを指揮し、今季からは近年ドイツで躍進を遂げるRBライプツィヒを率いているナーゲルスマン監督。ここまでバイエルン・ミュンヘンやドルトムント といった伝統ある強豪と激しい優勝争いを繰り広げている手腕は称賛されて然るべきだろう。これでまだ32歳というのだから驚きだ。
そんなナーゲルスマン監督はユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールを自身のモデルとして採用しているという。自身の取り組んでいる仕事上、彼らからは学ぶことが多いとこの若手指揮官は英『The Independent』のインタビューに対して次のように語っている。
「リヴァプールの試合はよく見るんだ。彼らはとてもよく成長しているね。特にポゼッションを積極的に取り入れて以降は、素晴らしい多様性を誇っている。クロップが就任してから最初の2シーズンはカウンターを主戦術としていたけれど、今は違う。これは今ライプツィヒが取り組んでいるプロセスに近いものがあると思う。ハイプレスとカウンターに頼るだけでなく、僕らは様々なものを散り入れようとしている最中だ。良い監督になりたいのであれば、リヴァプールの試合を見なければならないね。彼らがしていることは本当に素晴らしいんだ。様々なものを学ぶことができる。パフォーマンスだけでなく、彼らのメンタリティも盗んでいきたいと思うものだよ」
昨季まで一撃必殺のカウンターに頼り切りだったライプツィヒに、ポゼッションのエッセンスを加えようとしているナーゲルスマン監督。同監督はそれを先にやってのけたリヴァプールを、自身の目指すスタイルの理想型として参考にしているようだ。
クロップ流でドイツの覇権を奪わんと邁進するナーゲルスマン監督。はたして、同監督率いるライプツィヒは今季こそブンデスリーガの頂点に立つことができるのか。勢いに乗る新興勢力は着実に栄冠へと近づいている。
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