毎シーズンのようにゴールを量産する得点力も見事なのだが、世界のDFがいつまでも対応できないのがバルセロナFWリオネル・メッシのドリブルだ。
メッシは派手なフェイントを繰り出すタイプの選手ではなく、対峙するDFたちはドリブルのパターンもしっかりと頭に入れているはず。しかし、分かっているのにボールを奪えないのだ。
それは数字にも表れている。英『Squawka』がリーガ・エスパニョーラにおけるメッシのドリブル成功数を振り返っているが、今季もすでにドリブル成功数は3桁の100回に達している。
直近10年を振り返ると、最もドリブル成功数が多かったのは2010-11シーズンの186回。そこから176回(2011-12)、122回(2012-13)、142回(2013-14)、174回(2014-15)、117回(2015-16)、126回(2016-17)、185回(2017-18)、134回(2018-19)、そして今季が現時点で100回だ。
何度かドリブル成功数が下がったシーズンがあったのだが、恐ろしいのは2017-18シーズンに再び185回と数字を急激に上げてきていることか。10年以上にわたり、リーガのDFは全くメッシのドリブルに対応できないまま時を過ごしてきたことになる。
爆発的なスピードでDFを振り切るシーンは少なくなったかもしれないが、近年は軽くDFを外して味方にアシストパスを届けるパターンも増えている。先日のレアル・ベティス戦でも3アシストを記録しており、DFとしては非常に対応が難しい。
バルセロナを離れる日まで毎シーズン100回以上ドリブルを成功させる可能性も十分に考えることができ、改めてメッシの恐ろしさが分かる数字となっている。
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