利き足でなくてもこんなに得点決められる プレミア“逆足ゴール”ランキング

現役時代プレミアで得点を量産したファン・ペルシー photo/Getty Images

名手がズラリと並ぶ結果に

現代サッカーにおいて、ストライカーが利き足だけで勝負し続けることは難しい。どれだけその精度を向上させようとも、片方の足だけで世界屈指のDFたちを相手することは至難の技だ。

昨季限りで現役を引退した元オランダ代表MFアリエン・ロッベンは昨年、それを承知の上で左足一本で勝負してきたと語っていた。だが、多くの選手にとってそれはなかなか真似できない芸当であることは間違いない。ストライカーは時に相手の裏をかくプレイも必要と言えるはずだ。

そんな中、英『GIVE ME SPORT』はプレミアリーグの歴史において“利き足ではない方の足で30得点以上を決めたストライカー”を紹介。ランキングを作成しているのだが、その中には往年の名選手から今もイングランドで活躍する選手まで、多種多様なストライカーが名を連ねる結果となっている。
7位 ニコラ・アネルカ(チェルシー、マンチェスター・シティなど/30得点)

7位 ジャーメイン・デフォー(トッテナムなど/30得点)

7位 ロビー・ファウラー(リヴァプールなど/30得点)

まずは30得点ちょうどを記録した3名。いずれもかつてのプレミアを彩った名手たちだ。“ビッグ6”のうち3クラブを渡り歩いたアネルカ、小柄ながら巧みなオフ・ザ・ボールの動きで得点を量産したデフォー、リヴァプールで“GOD(神)”の異名をとったファウラー。名前を聞いただけでワクワクするファンも多いのではないだろうか。皆プレミアで120得点以上を記録している選手だが、それぞれ4分の1から5分の1程度は得意ではない方の足で決めたゴールとなっている。

3位 ロメル・ルカク(マンチェスター・ユナイテッドなど/31得点)

3位 ハリー・ケイン(トッテナム/31得点)

3位 アンディ・コール(マンチェスター・ユナイテッドなど/31得点)

3位 ティエリ・アンリ(アーセナル/31得点)

2位 セルヒオ・アグエロ(マンチェスター・シティ/34得点)

1位 ロビン・ファン・ペルシー(アーセナル、マンチェスター・ユナイテッド/39得点)

3位はアンディ・コール、アンリにルカク、ケインの現役組を加えた4名。ルカクは今季活躍の場をセリエAへ移したが、ケインはこれからもトッテナムで得点を量産し続けることができるはず。ここのところは怪我も目立つが、来季以降の記録更新に期待したい。

2位も現役選手。セルヒオ・アグエロだ。マンCのレジェンドである同選手もケインと同様、今後のさらなる得点量産に期待がかかる。すでにクラブは後釜を探し始めているとされるが、試合に出れば結果を残すストライカー。トップも十分射程圏内だ。

そんな名手たちを凌駕したのが、かつてアーセナルやマンUでエースの座に君臨したファン・ペルシー。左足の破壊力も抜群だったが、マンU時代には右足で驚愕のジャンピングボレーも決めている。シチュエーションに応じて様々な得点パターンを持っていた男だけに、このトップ獲得も多くの人が納得することだろう。昨年10月に開催されたオランダの同胞ラファエル・ファン・デル・ファールト氏のお別れ試合に出場した際にも、彼は右足で現役時代さながらの強烈ミドルをボックス外からゴールに叩き込んでいる。

得意ではない足でも涼しい顔でゴールを奪い続けたストライカーたち。たまにはこういったランキングを見てみるのもおもしろい。

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