“イングランドのイニエスタ”の姿はどこへ 2年前から落ちてしまった評価

マンUのリンガード photo/Getty Images

テクニックのあるMFと評価されてきたが……

狭いエリアでもボールをキープするテクニックと俊敏性があり、前線へ顔を出してチャンスメイクからフィニッシュまでこなす。イングランドのアンドレス・イニエスタと評価された選手がいるのをご存知だろうか。

イングランドのイニエスタという言葉を用いたのは、過去にマンUでコーチを務めていたレネ・ミューレンスティーン氏。同氏が才能を絶賛したのは、マンUのMFジェシー・リンガードだ。

ミューレンスティーン氏は2018年にリンガードのことをイングランドのイニエスタと称賛している。英『GIVE ME SPORT』が当時のコメントを改めて振り返っているが、今のリンガードを見るとどうだろうか。今では影が薄くなっており、得点もアシストも決められない選手とまで評価されるようになった。
「私は常にジェシーがイングランドのイニエスタだと信じてきた。イニエスタのようにスペースを見つけ、常に動き、優れたテクニックも持っている。最近まで不足していたのはゴールだが、今のジェシーは重要なゴールも決めている」

これが2年前にミューレンスティーン氏が語っていたことだ。同メディアは今季のリンガードのパフォーマンスが十分ではないと主張しており、当然ながら全てにおいてイニエスタの方がハイクオリティだ。ミューレンスティーン氏の比較は大袈裟すぎたのかもしれない。

今季は未だリーグ戦で無得点となっているが、リンガードは再び評価を上げていけるだろうか。2018年にはイングランド代表の一員としてロシアワールドカップでも得点を決めていただけに、このまま得点を奪えないMFとのイメージが固まってしまうのは避けたいところだ。

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